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部屋に放り投げられたルークは何が何なのかさっぱり意味が分からない
そんなルークをフレンは横抱きにしてベッドに運んだ
「ユーリは試しただけだよ。僕と君の気持ちをね」
「試す?」
何で、と疑問がまだ解決されていないルークに、フレンがニッコリと笑う
「僕達が互いに想っている事。互いに本音を口にしていない事かな」
ルークの本音。さっきユーリに聞いた、フレンが本当に自分を好きなのかどうか。そして何故手を出してくれないのか
「ルーク、僕は君に触れてもいいかな…?」
かぁっ、と頬が紅く染まる。だが、触れてほしいのは自分だって同じだ
「うん…俺、フレンに触れたい。触れてほしい…」
そう口にした瞬間に、フレンに押し倒された。ゆっくりと顔が近づいてきて、そっと口唇が重なる
軽い口付けを何度も繰り返して離れるのが惜しくなる。顔が近いまま、フレンはルークの髪を撫でる
「もっとしても大丈夫かい?嫌なら無理強いはしたくないから」
「っ、いいから…っ!」
フレンの服をぎゅっと握る。そういえば私服姿は珍しいと頭の片隅で思ったが、今はそれどころではない
「もっと教えて?フレンになら何されてもいい…っ!」
目を丸くするフレン。額に手を当てて、溜め息を吐いた
「軽々しくそう言っては駄目だよ、ルーク」
「何で?」
「男を煽るだけだから」
見た事がないくらい妖艶に笑うフレンに、ドキリと鼓動が鳴る。服を脱がされ、裸になると滑らかな肌に手を這っていく。ピクピクとその度に躯が揺れる
「フレン、くすぐったいよ…!」
「それさえも快感に変えてあげるよ。僕の手でね」
首筋に舌を這い、胸の尖りを指で摘む
「ひぁ…ぁっ!」
強弱を変えながら、フレンの指で弄られて少しずつ硬くなり始める
「気持ちいいのかい?硬くなってきたね」
「あ…っ、ダメ…っ!」
恥ずかしさから裸体をピンクに染めるルーク。だが、それさえも煽るだけだと分かっているのだろうか
「ここ弄られるのは嫌?」
「…っ、それは…っ、何でそこばっか…っ!」
「だってルークが気持ち良さそうな顔をしたからね」
ふっ、と笑ってフレンはびんびんに尖っている乳首を口に含んだ
「ぁあ…っ!やっ」
味わった事のない快感に躯が仰け反る
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