ユーリの生暖かい舌が内壁を蠢く

「やぁ…っ、ユーリ様…やめて…っ」

普段触れられない所を丁寧に舐められる。その感覚は気持ち悪いしかなかった

「そーいや、忘れてたが」

ユーリはそう言うとルークの内壁に指を一本入れる

「あっ…!?」
「俺に様と敬語使うの禁止な」

ユーリの指が内壁を掻き回す

「あぁ…っ、そな…無理です…」

指を出し入れされ、ルークの身体がピクピク動く

「なんでだよ?俺がいいって言ってんだ。使ったらお仕置き、な」
「そ、な…あぁ―――――っ!」

ユーリがある一点を押すとルークの身体が仰け反る。ユーリは口端を上げる

「ここか、ルークのいいとこ」

指で何度も前立腺を刺激する。ルークの萎えていた陰茎が勃ち上がる

「あぁ…っ、やぁ…っ!」

頭が真っ白になる。脳天に突き付けるような味わった事がない快楽にルークは為す術がなかった

「指、三本入ったぜ?大分柔らかくなったな」

三本ばらばらに動かされ、前立腺をその度に触れる。ルークはシーツをぎゅっと掴む

「あぁ――っ、ユーリさまぁ…ゆるし…」

ユーリは目を細め、ルークのたらたらとカウパーが流れている陰茎の根元を握った

「ひぁ…っ!?あぁ…っ、イカ…せてぇ」
「ルーク、俺の事は何て呼ぶんだ?」

内壁を掻き回す手は休める事はせず、決してイカせる事もしない。出す事を許されない快楽がルークを刺激した

「あぁ…ん、やっあ――っ!」
「ルーク」

尚も言わないルークの内壁から指を抜いた。物惜しそうにひくひくと動く

「や…っ!」

急に怒濤に続いていた快楽が止み、ユーリを見つめる

「ルーク、俺に何て頼めばいいんだ?」

分かるだろ、とルークの耳たぶを甘噛みする。今も尚、根元の指はそのまま締め付けたまま

「―――っあ、ユーリ…さまぁ」

かりっと耳を噛む。ルークの身体が跳ねた

「あ…っ」
「ちげーだろ?ルーク…ちゃんと言え。そしたら最高に気持ち良くしてやるよ」

ルークはユーリを見つめた。内壁が正直に欲しいと告げている。ルークのそんな気持ちを見透かしたようにユーリは微笑んだ。ルークは快楽に染まった涙目で口を開いた

「ユーリぃ、俺の中にユーリのを…入れてほし…」

ルークはユーリに手を伸ばし首に腕を回す。ユーリはそんなルークを抱き締め、入口に陰茎を当てた

[ 10/15 ]

[*prev] [next#]
[戻る]



「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -