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仗助と一緒に寝る


【仗助と一緒に寝ること】


いつもの学ランを脱いで、Tシャツ姿の仗助くんは何だか新鮮だ。だけどこれから一緒に昼寝する事になるのだと思うとやっぱり直視出来なくて、私はあまり目を合わせないままベッドの端に横になった。ぎし、とベッドが軋んで、横に仗助くんが寝そべる。
うう…、は、恥ずかしいよう…!!両手で顔を覆って蹲るように横になっていると、仗助くんが私の名前を呼んだ。

「…なァ、怒らねーで欲しいんだけどよォ…」
「う、うん…?」
「……抱き締めて良いか?」
「………!!?え、あ、なん、なんて…!?」
「や、せっかくだからさ」

せっかくって何!?何かせっかくなの!!?そう思っているとベッドが大きく軋んだのが分かり、私はビクッと体を揺らした。背後から仗助くんの腕が伸びて来て、私の体の下にも腕が差し込まれて、お腹の辺りをホールドされる。
背中には仗助くんの体がぴったりくっついていて、肩の辺りには仗助くんの顔が埋められている。な、なんでこんな事に…!!?ぎゅうっと抱き締められて、私は震える声で仗助くんの名前を呼んだ。

「じょ、仗助、くん…っ」
「…悪ィけど、今だけこうさせてくんねーかな」

肩口に擦り寄りながら甘えるような声でそんな事を言われては断れない。小さく頷けば、仗助くんは嬉しそうに「グレート…」とお決まりの台詞を呟いた。