ヒーローヒロイン祭


ライオンダーを中心に、プリ○ュア、セー○ームーン、ジュ○ルペット、仮面○イダー、ウル○ラマン、ポ○モン、戦隊モノ等へロキルを展開していくという超残念感漂う突発企画ログです。


[19]ライオンダー 新たなる敵 / 2011/05/18 11:08
夏初月

アクア様、こちらでは初めまして。ご一緒できてとても嬉しいです。これからよろしくお願いいたしますね。



「ロキ、遅いぞー!」

秘密特訓の翌朝、いつものように登校時に待ち合わせる路地で、ルーシィが両手を腰に当てて大声で僕を呼んだ。

「ごめん、ルーシィ!」
僕は全身に残る痛みを隠し、できるだけ平静を装って笑顔を作った。

太陽が眩しい。
上目遣いで見事に澄み渡った青空を見上げれば、白く連なる光の六角形は寝不足の目に容赦なく突き刺さる。
僕は思わず目を細め、手のひらで影を作った。

体中痛いなんてもんじゃない。足も手もバラバラで歩くって動作のやり方を忘れてしまったみたいだ。
左足を一歩踏み出せば膝が笑い、腰が痛み、肋骨が悲鳴を上げる。右足は股関節から外れそうにカクカクと鳴り、気を許すとすぐにバランスを崩して仰け反ってしまう。不自然にかかった体重に背筋から脳天の先まで激痛が走る。
「…くっ!……」
まるで操り人形のように不自然に歩く僕にルーシィは不審そうに眉を潜めた。

「ロキったら何でそんな変な歩き方してるの?」
「えっ?変?変かな?」
「そうよ、すっごーく変!まるで安酒を飲み過ぎてすっ転んでゴミ箱に突っ込んでしこたま腰をぶつけた酔っ払いの浮浪者みたい。」
「その例え、ヒドすぎない?」

「あーーーっ!」

ルーシィは突然大声を出すと、僕の胸ぐらを掴んでブロック塀にドンと押し付けた。ぐわんと全身に鈍痛が走る。

「ひゃっ!な、何!?ルーシィ!」
悲鳴をあげそうになるのを必死に堪えて固く瞑った目を片方だけ薄く開ければ、ルーシィが僕の制服のネクタイを緩め、乱暴にシャツの首を開いた。

「やっぱり!何よ、このアザ…」
「えっ?あ、アザ?」
鎖骨の辺りに青黒く浮き上がった青タン、制服の襟を閉めておけば見えないと思っていたけど…。

「白状しなさい、誰にやられたの?あたしがやり返してあげる。」
ルーシィに鼻がくっつくほど間近に迫られて、本当ならドキドキときめいちゃう所だけど、今日の僕にそんな余裕は無い。
「え…えーっと、これは…、あ、そうそう!昨日、相撲大会があってさ。」
「相撲大会〜?」
「そ、相撲大会。はっけよーい、何ーんちゃって。」

僕は焦って言い訳しながら、慌てて制服のシャツを第一ボタンまでキチッと止め、ネクタイを締め直した。
ルーシィは呆れたように僕の鼻を指で捻った。
「あんた、相撲なんてからきし弱いクセに。あたしにだって勝ったことないじゃないよ。」
「そんなの、子供の時の話じゃないか。今はこれでも僕、少しは強くなったんだよ?」
「へー、じゃあ、やってみる?」
鞄を置いてファイティングポーズをとるルーシィにぼくは慌てぶるぶると両手を胸の前で振った。今の僕はルーシィに指で押されただけでも崩れ落ちてしまいそうだ。
「やややめとく!やっぱりルーシィには敵わないかも。」
「ふふん。大体あんたはヘタレ過ぎんのよ。少しはライオンダー様を見習ったらどう?…ああ!また現れないかなー、ライオンダー様!」

(あのー、だからそれ、僕なんですけど〜っっっ!)

それにしても昨日僕に特訓した人は何者だったんだろう。…。凄く綺麗な女の人だったけど、無茶苦茶強かったなぁ…。

その時、ふいに僕たちを複数の男達が取り囲んだ。

「誰?」
ルーシィが男達を睨みつけながら僕を守るように僕に背中を向けて後退る。


「へ〜え、こんな小娘ひとりにねぇ〜。」
「雷神集は何を手間取ってるんだろうな。」


新たな敵の襲来に、僕は両の拳をぎゅっと握りしめた。



[18]ライオンダー秘密特訓編 / 2011/05/17 14:58
稲荷ギンカ

アクアさま、早速のご投稿ありがとうございます。
胡乱な祭にようこそ!!
そう、参加してしまえば怖くないよ?


ライオンダー秘密特訓編。

「ぐふっ!!」
 横腹に叩き付けられた衝撃に、肺の中の空気が一気に爆発する。弓なりに沿った身体が次の瞬間どさりと重力に従って崩れ落ちた。
 瞼の裏が真っ紅に染まり、ぜいぜいと荒い息が、蹴られたばかりの腹部に更なる鈍い痛みを与え続ける。これ以上、指一本も動かせない。

「…立ちな、クソガキ。」
 地面にうつ伏せに倒れ込んだレオの背中に、がつりとヒールの高い靴の踵が遠慮もなくのめり込む。そのピンポイントに加わる圧力に、レオはうぐっと息を飲み込んだ。勝者が敗者に与えるようなその行為、レオが意地だけで上体を引き起こそうと腕に力を込めれば、背中を押さえていたヒールは呆気なく取り除かれた。その代わり、長い髪の女がようやく地面から離れたレオの顔を腰を下げて覗き込む。

「ふうん…根性だけはあるみたいだね。」
 『そうでなくっちゃ鍛え甲斐がないよ。』と続けて、にんまりと撓められた紅い口唇から視線を逸らし、レオは何処もかしこも遠慮なく痛みを訴える身体を叱咤して立ち上がった。一瞬くらりと世界が回ったが、それを無視して緩く頭を振れば、彼の視界の隅に、先刻から『実地訓練』と称するものの相手をしてくれていた女性の後ろ姿。
 おまけとばかりにひらひらと耳の辺りで肩越しに手を振っている。

「その身体じゃ使いモンになりゃしないよ。アリエス、手当てしてやんな。」

 無言でその後ろ姿をぼんやり眺めていると、振り返りもせずに捨て台詞のみを残して長い髪の先が『訓練場』から消えていった。台詞の後半は心配そうに扉の影からレオのことを見守っていてくれた可愛い少女に向けられたもの。
「はいぃ、わかりました!!」
 スパルタ教育を素で実践する、今はもう姿さえも確認出来ない彼女とは違う柔らかな声が響き、ぱたぱたと斜め後ろ、死角からレオの方へ向かってくる足音が訊こえてくる。

 首を巡らせるのも億劫で、身体中を駆け巡る痛みに顔を顰めながらその足音を訊き流していると、ぱたたと不連続な『足音』と、『はうっ!!』という小さな悲鳴の後、レオの背中に質量のある『何か』がぶちあたった。

『ぎゅ、ぐ…』

 何かが何かに轢かれたような音がレオの口から吐き出されたと同時に、せっかく上体を起こしたというのにまたしても地面と彼の顔がコンニチハ状態。

「だだだだ、大丈夫ですか?」
 背中の『上』からかけられるも、意識が新たに加えられた理不尽な『痛み』から逃避していく。
 その間にも背中の『上』の『アリエス』は降りる気配もなくおろおろと身体を揺らめかせていて、はっきり言って秘密裏に痛み倍増計画遂行中なのかと思ってしまう程。

 だから取り敢えずレオは現在進行形で加算されていくものだけからでも逃れたいと、苦しい息の下から口唇を開いた。

「え…っ、と、ア、リエスちゃ…ん?」
「あ、ライオンダーさま、わ、私なんてアリエスって呼んで下さい!!」
 そう言いながらまた少女が『上』でもじもじと身をくねらせる。

 もしかして、最近厄日が続いてる?

 ライオンダーなんて訳のわからんものに指名されたり、お世話係と名乗る正体不明の山羊に何処ともわからない秘密基地に連れてこられて、『実地訓練』という名の文字通り身体を張った『シゴキ』を受けるなんて、一体何処のスポ根漫画だよ一体とお空のお星さまへ問いかけてみても、誰も何も応えてはくれなくて。

でも、今、これだけは絶対に言える。

「と、取り敢えず…背中から降りてくれない?」
 『本気で肋骨がイきそうだよ…』
 虫の息でそう呟くと、今度こそ潔くすっぱりと離れていく意識に大きく手を振った。



とどめはアリエス@ドジっ娘。
どっかで見たことあるネタだと思ってもその件については追及しないこと。



[17]『ライオンダーの歌』(ガッチャマンの替え歌) / 2011/05/16 20:01
アクア

皆様、はじめまして。アクアと申します。
いつもは眺めているだけなのですが、『ヒーロー・ヒロイン祭り』と聞き、悩んだ末(?)参加させていただきます!
どうしようもないおバカ人間ですが、どうぞよろしくお願いします。


『ライオンダーの歌』(ガッチャマンの替え歌)


誰だ 誰だ 誰だ 建物の陰から見つめる影
光の戦士の ライオンダー
建物の陰から 飛び出せば
ライオンダーと 喜ばれ
お約束 お約束 正体はヒミツ
バラしたい バラしたい ルーシィに
着ぐるみは手作り 着ぐるみは手作り
おお ライオンダー ライオンダー


誰だ 誰だ 誰だ レオの近くに潜む影
忠実な執事の カプリコ
レオの後ろに 控えれば
執事(ひつじ)なのに 山羊だと突っ込まれ
掃除 炊事 洗濯 ヒーロー育成
よなべ よなべ よなべで 着ぐるみ製作
着ぐるみは手作り 着ぐるみは手作り
おお ライオンダー ライオンダー


誰だ 誰だ 誰だ 金髪の人間をさらう影
ラクサスを探す ライジンシュー
金髪の人間を見て 駆け出せば
着ぐるみライオンに 倒される
探せ 探せ 探せ ラクサク
練習 練習 練習 決めポーズ
着ぐるみは手作り 着ぐるみは手作り
おお ライオンダー ライオンダー



お目汚し失礼しました(ぺこり



[16]めいくあっぷしーん@るーしぃ / 2011/05/14 14:07
歌海ねこ

ろきさまを描こうと思っていたのにめいくあっぷしーんといえばやっぱり女の子の方がいいかと思って←
いや、ご希望があれば、ろきさまも…描かせて頂きます←


>美樹本さん
こんにちは!
いきなりこんなぶっとんだ(笑)お祭りにようこそ!
なんて言うか、歌海からいうのもなんですが、皆で楽しみましょう☆

>夏初月さん
ありがとうございます!
ま、姫ち/ゃんはらいおんだー関係なく個人的にヒーロー☆ヒロイン的な感じで勝手にがおがおが描きたくなっただけで描いただけだったりするんですけどねっ(苦笑)
色々な萌えをどんどんぶつけたらいいと思いまっす☆


とりあえず歌海はこの辺で…もうひとつろきさまスカートを描いたらちょっと自分のサイトの更新がんばりまーす…!
20110514140717jpg


[15]姫ちゃん / 2011/05/14 11:29
夏初月

美樹本様
こんにちは。無事入室できてよかったです(^^)
一本釣り拉致捕獲したくせに、きちんとフォローも出来ずごめんなさい。
これからよろしくお願いします。美樹本様の絵、楽しみにしていますね。

歌海様
ルー姫ちゃん可愛いっっ♪♪巨大化したポコ太→ライオンダー、エリカ→分裂ルーシィ双子設定って感じでしょうか!
Wルーシィに「あたしの!」「あたしのよ!」ってロキが取り合いされて、ロキが「やめてよー、いたいよー」なんて泣いてたら可愛いです。でもいざという時は大活躍。この場合お揃いのリボンを尻尾につけるべき?



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