どこかの世界のどこかの小さな国。様々な花が咲き誇るそこではある病が流行していた。
突然、身体の一部に花の模様が浮かび上がりその模様が変化するにつれて、徐々に「何か」を失っていく。やがて、その病に侵された者は身体に現れた模様の花となり消滅する。

――『花霧(はなきり)』。

それが、病の名である。



【概要】
「花霧」は世界観共有を目的としたものです。「企画」ではありませんのでご理解いただければと思います。
花霧の世界観を共有するということ以外は特に規定はありませんのでご自由にどうぞ。作品媒体につきましても同様です。
設定のみ、派生作品なども大歓迎です。

何かありましたら、そら(@xxyume00)までお願いします。
作品、設定などをご報告していただけるとこっそり拝見しに行きます。にやにやします。



【花霧とは】
ある日突然、身体のどこか一部に花の模様が出現するのが初期症状。
花霧が進行すると、徐々に「何か」を失ってしまう。
まるでその様は、身体に現れた模様が生きているかのようだと言われている。ちなみに、何を失うのかは人それぞれ。そのことに自ら気付く者もいれば、気付かない者もいる。
花霧はその国の住民のみが発症する。
発症した者は花霧を患っている者の症状が見える。発症原因は不明。
治療法は現時点では発見されていない。所謂、不治の病。
最期は身体に現れた模様の花となり散っていく。死体は残らず、ただ花弁のみが残る。


【病状】
一般的に症状は目に見えない。しかし、花霧を患っている者にはその症状が見える。
何かを失っていく過程はわかるものの、進行段階まではわからない。
花の模様が出現した場所から模様と同じ花が咲き、身体を蝕んでいく。やがてそれが全身に侵蝕した時、その人間は花となり霧のように消滅する。花が咲いている様は、花霧を発症している者にしか見えない。
また、花の種類によっては他の病を発症させることもあるらしい。
詳しいことは未だ解明されていない。


花は霧となり、静かに消えていくのです。
(これは、花に愛されたある小さな国のお話)




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