「そういえばさぁ、皆ってチョコ何個くらい貰ったの?」

「んなのいちいち数えてるわけねぇだろぃ」

「あんたには聞いてないっての」

「ブンちゃんの脳は動物並じゃからの」

「馬鹿にされてるのは分かった」

「ねぇ柳ー」

「あぁ、そろそろ言い出す頃だと思って準備しておいた」

「リストまで準備しとるとは流石じゃの」

「やっぱり1位はブン太かぁ」

「当然だろぃ」

「丸井と仁王は接戦だったぞ……だが仁王、部室に放置するのは止めろ」

「プリッ」

「あれお前のだったのかよ!勿体ねぇ!」

「ブンちゃんにやる。甘いもんは好かん」

「これ聞いたらファンの子泣くよね」

「名前のはちゃんと食ったぜよ」

「へーえジャッカルも貰えてるね!」

「……ピヨ」

「良かったねージャッカル……ってあれ?」

「どうした」

「柳、1個って……ジャッカルでさえ6個なのに?」

「あぁ、断った。俺は一人から貰えれば十分だからな」

「そっかー流石柳、言う事が違うねぇ」

「……」

「その子は幸せ者だねー」

「……」





(名前、自分がレギュラー全員に渡した事覚えてねぇのか?)
(参謀……相手は手強いぜよ)
(……放っておけ)



人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -