今日、任務だと言われて司令室に行った俺は
コムイからその任務を言い渡された。





"なまえちゃんの今日一日の行動を
報告書に書いて提出すること"








とりあえず、コムイは一発殴っておいた。












チッ……

なんで俺がこんな面倒なことを
しなくちゃなんねェんだ…
(遠出してアクマ退治よりも
なまえと過ごす方がいいが…)





朝の8時、なまえは食堂に現れた。
それから料理長のジェリーと長話。

内容は"地球温暖化について"




偉いな、オイ。


下らない(下らなくないが)と思ったが、
一応書いておいた。


結局、30分ぐらいしてから食事を始めていた。




長ェんだよ……





朝食はラーメン。
よく朝からそんな重たいモノ食えるな…

半分ぐらい食したら
ワゴンいっぱいに食事を乗せたモヤシが現れた。

どいつもこいつも朝から重い…

俺は、二人の会話を聞くために人混みに紛れ、
見つからないよう側に近寄る。
(もちろんあらかじめ頼んでおいた蕎麦を持って)





モヤシとなまえは
"環境破壊について"話していた。


なんでなまえはあんな真剣なんだよ!?
お前そんな環境大切にするやつだったか!?
こないだアクマとの戦闘で
森の3/1の木を切り倒してただろ…っ





モヤシはその間、しっかり話を聞いていた。
俺なら間違いなく寝る…





朝食が終わると、鍛錬場に向かっていく。

しばらく座禅を組んでから
イノセンスを使って1人で暴れていた。
(ストレス溜まってんのか?)



報告書に書き込んでいる最中


ガシャンッ


という音が聞こえたから音のした方を見たら、


見事に花瓶が割れていた。





「…………」





確か、あれはこの間リーバーが買った新しい花瓶だ。

なまえは割れたそれを見て固まっていた。

俺はアイツが"それ"をどうするか見ていると
衝撃的映像を目撃してしまった。





なまえは割れた花瓶をイノセンスで粉々にして
もはや花瓶の痕など全くない
塵と化してしまったそれを窓の外へ捨て去った。





「…………………。」





俺はこの事実を書くか迷ったが、
書かない方がいいと俺の中で誰かが叫んでいたため、
書かないことにした……