静雄誕!あいらぶしずお!
※BLご注意。臨静です。



「シズちゃん誕生日だね。何歳になった?」

「忘れた。てか、お前も一緒だろ」

それもそうか、と納得する。俺も何歳かなんてもう数えてないし、まあ何歳でもいいよねー。

「でもさ、俺たち所謂アラサーじゃん?そろそろシズちゃん、タバコとか借金取りとか辞めたら。いい大人なんだし」

「うるせえな。いい大人、とかお前に言われたくない」

いい加減、池袋を引っかき回すな。と。
ごもっとも。しかし、人間が面白いんだから、仕方ないよ。最近またカラーギャングが何かやらかそうとしてるみたいだしね。

「また、お前何かやろうとしてんだろ」

「あは。ばれちゃった?」

「ほんとにやめろ」

「考えとくよ。あー、プリン買ってあるよ」

「マジか」

さすが、単細胞。ドタバタと冷蔵庫に走っていくシズちゃんは、もう池袋のことなんか忘れたみたい。そんなとこも可愛いけどね、プライスレスだよ。
シズちゃんには言わないけど、俺が池袋に行く理由なんてひとつしかない。もちろん人間は面白い。しかし、今はこのシズちゃんを見たいだけって為に、行くわけさ。こんなこと行っちゃったら、照れるだろうね。可愛い。とにかく可愛い。

「これ、美味いな。どこのやつだ?」

「新宿のデパ地下、だったかな。1個500円」

「マジか。味わって食わなきゃな」

「あと4個あるよ。どんどん食べなよ」

俺は甘いもの嫌いだし。その点、シズちゃんは甘党だしね。
シズちゃんって顔に似合わず、可愛いものとか甘いものとか好きだし、涙脆いし、喘ぎ声は甘いし。あ、この情報いらない?俺しか知らないことだしさ、惚気だよ惚気。

「臨也ありがとな」

照れ照れシズちゃん可愛い。勃っちゃうね。襲おう。いただきます。

「シズちゃん、寝室いくよ」

夜の営みの合図、魔法の言葉。
ああもう。焦ってるシズちゃんも、惚けてるシズちゃんも、怒ってるシズちゃんも、疲れて寝ちゃうシズちゃんも、プリン食べられなくて泣いちゃうシズちゃんも。
全部可愛い。全部全部甘い。俺のもの。
なんだ、俺も甘党か。


甘党


プリン好きシズちゃん可愛い。
シズちゃんシズちゃんシズちゃんシズちゃんシズちゃん!



TODAY:2015/01/28 23:52.




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