「眩しいわー。ほんっとに眩しいわー。」 「……何が言いたいんだよぃ」 「べっつにー?赤髪鬱陶しいなあなんて思ってないから安心してちょ」 「今の言い方、ぜってぇ思ってるだろぃ」 「こんな優しくて可愛い名前ちゃんが思うわけないでしょ。そんなこと」 「勝手に言ってろ」 「で、何であんたはそんな髪色なわけ?てかテニスって派手すぎでしょ、頭。あ、そうか!髪の毛でも派手にしないとモテないのね!そうだよね!確かにあんたら全員黒髪だったら地味だもん!」 「お前…失礼なことよくそんなポンポン言えるな」 「だって本当のことでしょ?」 「……なに、名前は赤髪がそんなに嫌なわけ?」 「嫌……?」 「おう」 「嫌…なんてもんじゃないわよ!憎いのよ、キラッキラした赤髪が!」 「な、なんでだよぃ」 「授業聞いてるとき太陽に反射して私の目を刺激するからよ!」 「……」 08/27 |