短編 | ナノ




「けーんや!」


「うわっ!名前か、何やねんびびったわ」


「誰もびびらしてないんやけどな。これやからヘタレは…」


「ヘタレ関係あらへんやろ!それで、用ってなんや」


「あーうん。子作りってどうやってするん?」


「は!?おまっ、ななな何やねん急に!」


「謙也ほんまにトゥーシャイシャイやな、何照れてるん?」


「それユウジのぱく…。まぁええわ。照れてるわけちゃう!お前が急に子作りとか言うからびびっただけや!」


「あ、そう。で?どうやってするん?」


「そんなん白石に聞きや!あいつのほうが色々知っとるわいろんな意味で」


「うん、きいてん。でもななんか危なかったから逃げてきてん。」


「白石…。」


「そんで?どうやってすんの!あんた医者の子供やろ!?よくみてるんちゃん!?」


「俺んちは産婦人科やない!」





07/05