◆10
『拝啓 シルバーへ
なんだか突然手紙を書きたくなったので書いてみました。特に何かあるというわけでもないけど、せっかくなのでシルバーにラブレターを贈ってみます。
私はシルバーが大好きです。シルバーが幸せになれるなら何でもできるって、いつも思ってます。私を選んでなんて図々しいことは言いません。もしシルバーが他の人を選んだとしても、ずっと応援してるね。
それでは』

突然手紙が来て、困惑しながら返事を書いた。何度も書き損じたが、なんとかしあげる。

『俺はお前がいれば、幸せだ。
色々考えたがこれしか思いつかなかった、悪い。でも、これが一番伝えたいことだ。じゃあな』

あいつが手紙を持って泣いていた。幸せで泣いてしまうのだという。

どうりで、俺も泣きたかったわけだ。

◆11
*なかよしジョウト組友情夢
「百物語しよう!」
「なんだいきなり。だいたい4人しかいないだろ」
「1人25話ずつ話せばいいよ」
「えぇっ! 私怖い話苦手だし、そんなに知らないわ」
「よっしゃ! このゴールド様が泣く子も黙るような怖い話してやんよ! もうやめろとシルバーが泣きわめくまでビビらせてやるぜ」
「あれっなんか矛盾してないそのセリフ?」
「ふん、やれるものならやってみろ。泣きわめくのは貴様の方だ」
「ほ、本当にやるの? 百物語って、やり終えたらなにか起こるっていうじゃない」
「ぶふっクリスそんなの信じてんのかよ?」
「クリスの言うとおりだよゴールド。私もかなにかあるって信じてる! さぁやろうか!」
「なにか起こす気満々かよ! てか何が起こるんだ?」
「さぁ……。百物語終わらせたときだけ伝説のゴーストポケモンが現れるとか」
「……やりましょう。捕獲してやるわ……!」
「(クリスの目がマジだ……!)」



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