ホワイトデー

俺は再び彼の眠る場所に和蘭石竹の花を静かに置く。傍らには彼女がいる。彼女は感謝の言葉を彼に言っていた。大好きだった。貴方が誰を好きでも、私は貴方を愛していた。

「ありがとう、さようなら」

そして、最後のお別れの言葉をやっと言えたみたいだ。

「愛してる…」

それから、やっと俺も自分の気持ちを言葉に出せた。



end.



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