放課後の教室で恋愛話をしてみた
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「翔また告白されたんだってさー」
『へぇ』
「いいなー。翔モテるもんねー」
『……音也、モテたいの？』
「えっ？………そりゃもちろん！好かれた方がいいに決まってるじゃん！」
『安心していいと思うよ。音也モテるから』
「えー？ でも俺告白とかされたことないし」
『嘘でしょ』
「ホントだって！」
『………』
「………」
『……ほんとに？』
「え！なんでそんな疑うの！？ほんとだって！」
『ふーん』
「……好きなら好きって言えばいいのにね」
『そんな簡単なことでもないでしょ』
「……そうだよね」
『…あれ、意外。簡単だよって言われるかと思った』
「………」
言えるわけないよ。
まさに今、俺が君に好きだと言えない状態なんだから。
放課後の教室で恋愛話をしてみた
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音也は、嫌われたくない人にほど好きだと言えない気がします。でも気持ちが押さえきれなくなってついに言っちゃう、みたいなイメージ。
その分、一回気持ちを受け入れてくれた人には素直に好きを連呼してくれるという妄想。
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