本音と建前

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『祐希!わたしとお母さん、どっちがかわいいと思う?』

「お母さん」

『うっ!即答!』

「うちのお母さんと比べるなんて無謀だよ?なまえ。最強だよ、うちのお母さん」

『いや、確かにかわいいけども!まさか即答されるなんてね!思ってなかったのよ!』

「っていうか本人目の前にしてかわいいとか言えるわけないじゃん……」

『え?何か言った?』

「何も。っていうかなまえ、なんでいきなりそんなこと聞いたの?」

『え、いや、あんまり意味ないけど、ちょっと気になっただけっていうか、えっとあのその』

「ふーん。かわいいって言ってほしかったんだ」

『!! なっ、何、悪い?別に祐希に言ってもらいたいとかそんなんじゃ』

「………かわいいよ」

『え』

「すごいかわいい。うわーかわいい、ひゅーひゅー」

『……心こもってない…っ』

「きちんと心こめましたよ?三割くらい」

『そんなお世辞嬉しくない!』

「言えって言ったのなまえじゃん」

『……言えとか言ってないし』

「もういい?俺漫画読むよ?」

『いいよ。……最初の言葉は、本心だと思ったのに』

「そうだよ」

『…………え』

「ん?何?」

『今何て言った』

「何?って」

『その前!』

「何か言ったっけー?」

『……もういいです』




















本音と建前
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最新刊の祐希がかわいくて思わず(^q^)
祐希がお母さんっ子なのめちゃくちゃかわいい。






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