え、そうだっけ?
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「合宿?」



邑がマネージャーになってから、早3日。


特に何があるという訳では無く、ただ今日まで過ぎて行った。

(まぁ、邑が俺様を出して一時期騒ぎになったが)



「おん。今日の部活は モグモグ そのことを決めるん モグモグ じゃと」


「え、急じゃね?モグモグ ゴクッ
しかも土曜から祝日入れて3日間って… あむっモグモグ 今日水曜だぞ?俺何も聞いてねぇ モグモグ」


「急じゃなかよ モグモグ
そもそも モグモグ そのために邑を モグモグ マネージャーにしたんじゃから モグモグ」


「モグモグ あーそういやそんなこ「あんたたち、食べるか喋るかどっちかにしなさい。」


「「……モグモグモグモグ」」



喋ることよりも食べることを優先した潤斗と邑に、一緒に邑の机を囲っていた笹本は溜め息をつく。


今日は珍しくレギュラーの大半がそれぞれの理由で集まれない為、教室で邑とその友達と食べている潤斗。

(柳生は委員会。ジャッカルも同じく。)



「たっだいまー!!」


「おかえりー」



潤斗と邑が食べることを優先してしばらくすると、もう一人の邑の友人、みっちゃん事井上が帰って来た。



「いや〜昼の購買部って混んでるね〜」



妙に高いテンションで買ってきた物を颯爽と食べていく井上を見て、4人で邑の机を囲む形で、笹本も食べるのを再開したのだった。

(ちなみに、潤斗は人見知りな為、まだあまり2人と話していない。)





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「じゃあの、笹本、井上。」


「じゃーな」


「宿題忘れない様にね」


「じゃあねー!邑、におー君♪」


昼から約3時間が経ち、もう部活の時間。

2人に挨拶をし、柳生達と部室へ向かった。



「じゃあ、合宿について説明をするよ。
まぁ殆ど今柳が配ってるプリントに書いてあるから、俺は質問を受け付けるぐらいだけど。」



幸村の言葉に、各々柳から一人一枚ずつプリントを貰い、目を通していく。


開催地は名古屋。


そして合宿の参加校は立海を含め氷帝、四天宝寺の3校。

そこに疑問を持ったのは邑。



「なあ、青学って入ってねぇの?」


「青学?」



夢小説やなんかでは青学も含めての4校合宿が最もポピュラーな為、この世界でもそうなのではと思っていた邑。


柳によると、青学はこちら(というより氷帝)が誘う前に合宿予定日に近くの他校と練習試合をする約束をしてしまったらしい。

先に約束をした方を断る訳にはいかず、青学は不参加。という事になった。



「律儀だな…」



人として当たり前のような気がするが、青学に妙に関心した後、邑は再びプリントへ視線を向ける。



「じゃあ、まずは集合時間だけど…
東京駅まで跡部が手配したバスが送ってくれるそうだから、とりあえず7時半に学校に集合ね。
それから…」



幸村の説明の最中、邑が「青学が無いの、ゼッテェ管理人が面倒臭がったからだ」と呟いたが、聞こえたのはすぐ隣に居た潤斗だけ。


そして潤斗も聞かなかったことにしたのか、苦笑いだけして幸村の説明を聞いていた。






あー、ヤッバ、完全にスランプっスわー(泣)

前半とかもっと固めてから書けば良かった…

それと、別の連載もチョコチョコ書いてたからか第三者視線が書けなくなってる…!

邑視線が楽過ぎたんだ!!(泣)



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