afterword

サマーライブ、ご愛読ありがとうございました！　冬まっさかりなんですけどね！

基本的に原作と逆側を、書かれていない部分を書くという手法をとっているので、今回のサマーライブは『Eve』を主体に書かせて頂きました。

また、『Eden』の三年生二人と『Knights』との過去編も少し。まだまだ一年前は謎が多いですが、いつかモノクロのチェックメイトも書きたいなぁとか思わされましたね(笑)


余談ですが、日和も凪砂も、千夜との僅かな交流のなかで、それぞれにとって大事なこと・ものを『知る』ことができた……というテーマが一応あります。

そういう意味では、以前他の方に言われた『千夜は彼らにとって知恵の実』っていうのが個人的にすごくぴったりくる言葉です。人間をやめたい凪砂が、千夜含む周囲の愛する人たちにつなぎ留められて人間をやめられないこと、自堕落に停滞して人間らしく前進するのを忘れていた日和が『知ろうとする』ことを思い出したこと。もっとも人間らしい千夜が、二人にそこそこの人間らしさを与えた/与えてしまったのかもしれません。
『サマーライブ』と『オータムライブ』で、そういったモチーフをひっくるめて、『Eden』との交流と、彼らにとっての千夜の意義を描けていたらいいなぁ、と思います。

そしてもうすぐ【ウィンターライブ】ですね！　どんな物語が展開するのか、今から私も楽しみです。

では、また何かの作品でお会いいたしましょう！

2017/12/29　ふらん