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以下、拍手文です

※静臨









『拍手御礼文専門 24時間バカップル戦争コンビから【秋の風邪に御用心!】』
来神ver.
10/21〜





「ゲホッコホ…」
「まさか…君が風邪をひくとはねぇ…。今年の風邪は強いのかな?というか常人がかかったら死ぬかもね!どうかな!?」



静雄くん!(笑)



「うぜえ。くそ、臨也の花粉症が良くなったと思ったら俺が風邪ひくなんて…」
「静雄は風邪なんか滅多にひかないのにね。しかも熱高いよ?良く学校きたね!」



保健室のベットで横になっている静雄に小言を言いながら冷たい濡れタオルを額へのせるのは、静雄の幼なじみでクラスメートの新羅だ



「…臨也は静雄が具合悪いの知ってるのかい?」
「いや、朝一緒に来たときは…ここまで具合悪くなかったから多分バレてねぇ」
「でも少しは不調を感じていたよね?」
「アイツ無駄に心配性だから、心配かけたくねぇんだよ」



あぁ、数ヶ月前の『ノミ蟲死ねゴラァァァアア!!』と叫びながら色々な物を臨也に投げ付けていた静雄は何処へやら。

今や具合がどんなに悪くても臨也を思い、絶対に教えない紳士(?)になった静雄


臨也と静雄が付き合い始めた当初、小さい頃から静雄を知っている新羅は、それが気持ち悪くて仕方がなかったらしい



「でも…教えて貰えないのも、悲しいんじゃないかな?」
「……それは…」
「少なくとも僕は思うけどね。好きな人が無理して学校に来て、熱が上がって苦しいのに頼って貰えない歯痒さ…君は考えた事があるかい?」



新羅に向けていた視線を気まずそうに外す静雄を見て新羅は笑顔になり、笑う

笑い声を聞いて新羅を睨みつけた静雄の眼下に突き出されたのは、新羅の携帯だった



「…?」
「臨也からメールが来てね。『シズちゃん知らない?見当たらないんだよね。屋上にもいないし』って」
「で?余計な事言ってねぇだろうな」
「もちろん!『静雄は体調悪くて保健室で寝てるよ。朝から具合悪かったらしい』って送ってあげたよ」
「!手前な…!」



横たわっていたベットから跳ね上がり新羅の胸倉を掴むと、保健室の扉がけたたましく開いた


思わず二人して扉を開けた人間を凝視する。
そこには肩で息をしている臨也がいた



「い、臨也…」
「やっと来たね。じゃぁ僕は教室戻るから!」



驚きで静雄の力が緩んだ隙をついて、新羅は脱出し逃亡した

そんな新羅を気にもせずに臨也は静雄がいるベットまでゆっくりと歩み寄る



「っ…心配すんな。すぐ熱なんか下がるからよ。つか下げるからよ!」
「なんで?」
「…臨也?」
「なんで言ってくれなかったの?朝も具合悪かったって…それに熱があるなんて知らなかった!」
「だっ……いや、悪かった。手前には心配かけたくなかったんだよ…」
「…けど、けど言って欲しかった。いつも俺ばっかシズちゃんに頼って…俺にも、頼ってよ…甘えてよ…?」



目をウルウルさせながら言う臨也は、静雄がこう頼まれたら断れないと分かって言っているのか分からない

だが、静雄は了承する前にベットに勢い良く沈んだ



「シズちゃん!?」
「っ…頭グラグラしやがる…、う…」
「さっき新羅相手に暴れようとしたからだよ!俺看病してあげるから寝てなよ!」
「…いや、それは迷惑…」
「問答無用!」





【秋の風邪に御用心!】End



(すぅ…)
(…良かった。楽になったかな…)
(ん…、いざ……ゃ)
(フフ…、よし、シズちゃんが起きたら早退して一緒に帰ろう。あ、でも一発新羅殴りにいきたいな)


俺より先にシズちゃんの不調に気付いたのは悔しいから。






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