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ナマエって酒は飲めるんだったか?
そう聞いてナマエと酒を飲み交わし始めたのが約1時間前。時計の針はちょうど夕飯時をさしていてナマエが用意してくれた飯があまりにも酒の肴になりそうだったもんで、思わず飲みたくなったんだ。そういえば過去に一度も一緒に酒を飲み交わした記憶がないなと感じて誘っては見たんだが……。
「んふふーりおれおー」
「レ、オ、リ、オな。もう呂律まわってねぇじゃねぇか……」
頬、というより顔ぜんぶを真っ赤にしてなにかとても楽しそうに俺の腕に戯れてくるナマエは正直かわいい、かわいいんだが完全に出来上がってしまっている。
「ナマエ、なに飲んでたんだ?」
「これーあまくてね、おいしかったよ」
そういってこいつが見せてきたのはカルーアのボトル。机の上のグラスにはカフェオレ色の液体。おそらくカルーアミルクにでもしたんだろう。
「カルーアか。これどれくらい飲んだ?」
「ん!」
ばっと差し出された手は2なんだか3なんだか分からねぇ。カルーア自体、ちょっと度数はあるもんだがそれにしたって酔っぱらうのが早い。もう少し気にかけながら飲ませるんだった。
「りおれお〜〜」
「どうした?」
「これもっと飲みたい」
「それはだめだ、今日はもうやめとけ」
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