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当日。
今日は元々レオリオがうちに来る予定でいたから、部屋を念入りに掃除してお洒落してメイクして(一応下着も上下新しいのにした)鏡の前でチェックしてからレオリオを待つ。
30分もすれば約束通りの時間にレオリオがやってくる。
「おかえり!」
「お、おう」
レオリオは頻繁にうちに来るので、我が家にはレオリオのパジャマとか、髭剃りとか、歯ブラシとかも置いてある。なので家にくるときはただいま、おかえり、なのだ。
慣れたように家にあがるとそのあとはいつも通り。一緒にゲームしたり話しをしたり少し昔の話をしてみたり。夕飯が終わるころにやっと本題をだしてみる。
「今日誕生日でしょ」
「おう、そういやそうだな」
「はい……プレゼント」
「開けてもいいか?」
どうぞ、って紙袋を差し出した。包装紙を丁寧に外そうとして上手くできなかったのか、ビリビリ破きだした。こういうとこ彼は結構大雑把だ。
「これ、新しいオーデコロンか!」
「うん……いつもここの使ってるでしょ?レオリオの好きな香り……と思ったんだけど、わからなくなっちゃって」
「いや、嫌いじゃないぜ」
「私の好きな香りにした」
「そか、お前らしいわ」
そういうと、レオリオは何箇所かに香水をつけてうんうんとにおいを嗅ぐ。気に入ってくれたようだ。
「なんか私の選んだ香水をレオリオがつけるってなんか……」
「なんか……なんだよ」
「なんか……へんな感じ」
変ってなんだよ、とレオリオは笑うけどいつもは自分で選んでるから、なんだか落ち着かないのだ。なんというか私の匂いをつけるみたいな……というか……そこまで想像してちょっと恥ずかしくなった
「なーにひとりで顔赤くしてんだよ」
「なんでもない!」
でも、なんの抵抗もなしに私の選んだ香水つけてくれるのがすごく嬉しかった。
それで私が何より見たかった笑顔が見れたので、今年はこれで良いだろう。
お誕生日おめでとう、レオリオ
「これからもよろしくね、レオリオ」
「おう、こちらこそよろしく頼むぜナマエ」
(HAPPY BIRTHDAY2018 end)
(2/2)
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