銀神土 | ナノ

銀神土
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※怪盗パロ、神楽の容姿は2年後設定




時刻は夜23:55
豪華なホテルのロビーに
沢山の人混みに紛れて神楽は居た

『銀ちゃん、トシ準備いいアルか?』

神楽が服に付けてる小さいマイクで
2人に呼び掛ける

「いーけどよぉ、
何で今回俺が大串君とペアな訳?
神楽と2人きりの方が良かったぁ」

「大串じゃねぇよ、土方だ。
だいたい俺だってお前と組みたくねぇよ」

『二人とも文句言うなヨ。三人だとお前等が喧嘩して邪魔だから、上に頼んで今回は私一人アル。
お前等は私が奴を引きつけてる内に、さっさっとお宝を盗めヨ。
奴は密入で危ない物を所持してるし、私の魅惑で引き寄せるアル。
じゃあ、後でナ』

マイクの向こうから
二人が何か言っているのを無視して時計を見た
今回のターゲットは最近売上が上昇している大手ホテル企業の社長さんの所持しているクリスタル
そこの会社の社長が裏取引で儲けたお金でそれを買ったらしい
それを盗み持ち帰る
幸い今日はここの社長さんの誕生パーティーということもあって上手く潜入できた


24:00まで一分前

神楽は少し歩き、態勢を崩した

『いたたた』

「大丈夫かい、お嬢さん?」

神楽は声をかけてきた男の顔を確認した
今回のターゲットだ

と同時に辺りは真っ暗になり

ブーブー

とサイレンの音と客の悲鳴
警察の足音が聴こえた

「お嬢さん、早く逃げなさい」

暗闇の中先程の男性の声がする

『怖いアル…
逃げるってどこに行けばいいアルか。暗くて分からないよ』

と神楽は男の腕に掴まり
自身の胸をあてた

「そうだな、
こっちへ来なさい」

男は神楽を引き寄せ
ある部屋に向かった

『此処どこアルか?』

神楽が連れてこられたのは
ホテルの一室であった
その隅にはクリスタルがあった

「お嬢さん…いいや怪盗さん
おじさんと良いことしようか」

神楽がバレてる
と思ったと同時に男が神楽をベッドに押し倒し、強い力で腕を掴んだ

『ちょっ、離せヨ!変態っ!』

「威勢の良い怪盗さんだな
まさか一人でのこのこついて来るなんて…しかも、別嬪やし、少し遊ぼうや」そう言い男は神楽の首に吸い付いた

『やっ止めろヨ!銀ちゃんっトシっ!』

男の顔が神楽の目の前に来て
涙ながら声を張り上げた

バンッ!

大きい爆発音と共に二つの影が見えた
そして、その影が神楽の上に乗っている
男目掛けて蹴りをいれた

「うっ」

男は頭を打ちその場に倒れた

『銀ちゃ…トシ…』

神楽は二人を見つめた

「お前、神楽っ!
何で応答に出ねぇんだよ!
クリスタルもないしっ!
そしたら大声で叫んでんの聞こえるしっ、銀さん心配したんだかんね!」

「そんな怒んなよ
それより、お前何もされてねぇか…ってこれ」

土方の視線に銀時も留まった
何だろうと神楽が首もとをみると
キスマークが着いていた

「「この野郎」」

と二人は同時に既に倒れている
男を見た
神楽はキスマークを隠そうと思い
脱出用の服に早着替えし
部屋の片隅にあるクリスタルを
箱から取り出した

『銀ちゃを、トシ
助けてくれてありがとナ!
だけど、今回の手柄は神楽様の物アル
お先に行くアルヨー』

既に気絶状態の男に向かって
蹴りをいれている二人に向かって
神楽はウィンクをして窓からさっと
脱出した

その姿に二人は見とれたものの
すぐに意識を戻し

「あっおい神楽待てよっ!」

「手柄一人で取るなよっ!」

と二人も神楽の後を追い
ホテルから脱出した




クリスタル無事確保


ーMISSION CLEARー







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2012.01/29〜2012.07/31



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