沖神 | ナノ

沖神
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『もー1月アルナ』


「なんでィ、急に」



神楽と沖田は公園に居た


『寒いネ、マフラー貸せよ』


「はぁ、嫌に決まってら」



神楽が沖田のしているマフラーを取ろうとしたが、失敗した


『何でヨ!!か弱い乙女が凍えてるのに…』

「か弱くねぇだろィ」


『うるさいネ…』



神楽の鼻はムズムズしていた
そして


ヘックション


大きいくしゃみの音が響いた



「『…』」



沖田は少し奮えている神楽を見た
確かに彼女は寒そうであった



「こっち来い」



沖田は神楽の腕をひいた



『へっ?』


「こうすれば寒くないだろィ」



沖田はにぃっと口角をあげた
神楽は口をパクパクさせ
顔は真っ赤になっていた



『どこ触ってるアルか!?』



神楽は沖田に向かって言った
そう、今の格好は神楽が沖田に抱きしめられていたのだ



「寒いんだろィ?だったら俺に黙ってくっついとけ」



二人は寒さを忘れて
ドキドキと心臓の音だけを聞いていた




 






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2012.01/29〜2012.07/31



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