本能




『ただいまヨー』

ガシャーン


万屋に神楽の声が響き渡ったと同時に大きな物音がした
それだけではない…
血生臭い匂いが神楽の鼻をついた

その瞬間、
神楽はその場で息を潜ませた


ー嫌な予感がするー


廊下を歩く度になるギシギシと小さく音を出す床の音が物凄く大きな音に聞こえる


ガラッ

神楽は部屋のドアを開けた
そして目を疑った

「久しぶりだネ…神楽ー」


そこには桃色の髪をした
唯一の兄、神威が居た

それだけではない
神威の足元を見ると2人の男が赤に染められて転がっていたのだ

『銀ちゃん!新八ッ!』

「大丈夫だヨ、少し手加減したから
お侍さん意外とやりがいなかったな〜」

神楽はキッと神威を睨んだが
彼はいつもの笑みのままだった

『神威、何やってるネ!』

「お兄ちゃんでしょ?」

『そうじゃない…何しに来たって聞いてんだヨ!』

神楽は大声で叫んだ
そして、神威に番傘を向けた
「さぁー、それより俺に勝てると思ってるの?」

神威は瞳を開き神楽を映した

『何だヨ』

神楽は思いきり神威を睨んだ

「弱い奴ほど良い瞳をする」

そして、
神楽に番笠を向けた

『うるさいネッ!』

神楽が番笠を振り落とそうとした瞬間神威が先に神楽に攻撃をした

ドガーン

大きな音が響き渡った
そして神楽は床に崩れ落ちた





『う゛っ…』

「お前は俺には勝てないよ」

神楽は残ってる力で神威を睨んだ
玄関のドアが開く音がした

「すいやせーん、旦那ァ居ますかィ」

神楽は咄嗟に廊下の方を見た

(まずいアル!サドがっ)

「いないんですかィ?」

そして、廊下を歩く音が聞こえる
神楽の違和感に気づいたのか神威も腕を組み視線をやる

ガラッー

「何だチャイナ居るじゃ…」

沖田は神楽を見たと同時に倒れている銀時と新八を視界にいれた
そして、ゆっくりと顔をあげ神威と目を合わせた

「あんた誰ですかィ?」

「人に名前を聞く時は自分から言うのが常識じゃないの?」

「すいやせん、俺は警察でさァ」

「ふーん、俺は神楽の兄ー」

神楽は2人の会話を聞いていた
全身に嫌な汗が流れる
悪い予感がするー

「ねぇ、ちょっと相手してヨ
暇なんだよねー」

「いいでさァ」

神楽は瞳を見開いた
と同時に2人は戦っていた

『止めるヨロシッ!』

その瞬間
神威が沖田の腕を貫いた

赤い血がとぶ

ドクン

うずくまる沖田
それに対し笑みを浮かべながら攻撃をしている神威



 

ドクンッー

神楽の中で何かが切れた
そして、瞳を見開きゆらゆら立ち上がった

「チャ…イ…ナ?」

「やっとかー」

そして、
神威に腕を振り上げ落とした
神威はすかさず避け戦闘態勢に入った

その様子を沖田はただ見てるしかなかった
お互いを赤に染めていく
俊敏かつ獰猛である
これが本来の夜兎の姿ー


そして、沖田は意識を失った


そんなことに気づかず
ただ攻める神楽と


(本当は神楽を地球から連れ戻しに来ただけなんだけどな〜)


と心の中で思いながら
血を求め戦う神威が


夜兎の本能のまま攻撃していたー





→お詫び


まよ様!
リクエストありがとうございます


何とか神楽ちゃんを覚醒させましたが
それまでが長くなってしまいました…


そして、
シリアスに仕上がりました


ついでですが
沖田は生きてます!
多分?


話もしっかりまとまらず…

こんなgdgdで
本当にすいませんっ!

またサイトの方にも
遊びに行かせて頂きます><



〜おまけStory〜


「銀さん、僕達いつまで倒れてればいんですか?神楽ちゃんも覚醒しちゃいましたよ!止めましょ」

「静かにしろ!新八!お兄さんからのお願いだぞ」

「でも何で急に神楽ちゃんを連れ戻しに…」

「兄妹だからに…(ガシャ-ン」

「…」


強制終了ー

こんな会話があったとか
なかったとか?


本当にすいません!


まよ様のみ持ち帰り可


 


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