短編 | ナノ


※閲覧注意


ねえ、千鶴?
僕、千鶴のこと大好きだよ。僕がどれだけ好きかわかってる?
え、千鶴も僕のこと好き?
当たり前だよ。もし千鶴が僕以外の誰かが好き、なんて言ったら僕何するかわからないよ。あはは

ねえ、千鶴?
つらい?苦しい?
そうだよね。苦しいよね。ごめんね。
でもやめてあげない
こうすれば千鶴は最後まで僕のことしか思わないでしょ。僕もそうしたかったんだけど、先に千鶴のことをしてしまったら出来ないこと忘れてたよ。僕って馬鹿だね。

「……そ、…じさん…」

千鶴はふんわり笑ったあと、動かなくなった。


「千鶴…?千鶴?千鶴千鶴千鶴千鶴ちづるちづるちづるちづるちづるちづる!!」

どうしよう。千鶴が動かなくなっちゃった!誰だ、千鶴をこんな風にしたのは!絶対見つけて、そいつのことを殺す。凄く苦しめて殺してあげよう。

千鶴の首のうっ血してる手形がやけに僕とピッタリなのがちょっと気になった。


by.告別