生命意義
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ある時ね、君が言ったんだ



「僕は何で生きているんだろう。」



もちろん、そんなの僕には分からない。



でもさ、



”生きてる理由” なんて



生きている間に考えるものじゃないと思うんだ。

おそらくそれは

何をしても、何処を探しても、誰かに聞いても、



きっと見つからない



たとえ生きている間に見つけたそれは



君の生きる理由じゃないよ



僕の心が君に見えないように

君の心が僕に見えないように



君の意味も

僕の意味も



誰にも分かりやしないんだから。



それでも、



君が知りたがってしまうのは



多分



生きることにちょっと疲かれてしまったから。



ゴールが分からなくて

諦めかけているんだよね



きっと目的があったなら



それに納得して走り続けたいんだよね



でも、ごめんね。



やっぱり僕には分からないや



もしかしたら



”生きる理由”

なんて、何処にもなくて



ただ心臓だけが動いてるのかもね



でもさ、



死んでいく人はみんな



「もっと生きていたい」



って強く願っている。



別に



生きることに理由をつけなくてもいいんじゃないかな



死んでしまうことが終わりじゃないんだから。



ちょっと疲れたのならさ



僕が肩を貸してあげる



不満とか不安とか

全部吐き出してよ



押しつぶされそうになったら



僕が一緒に耐えて見せるから。





大丈夫







でももし、僕がそんな風になったら



君も助けてね?



僕はそんなに強くはないから









そうやってこれからも

支えられて

愛されて





いつか来てしまう



この星との別れで





”生きていた理由”





君にも分かるようになるよ







が止まらない程に。











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