「先輩、俺のジュース飲みましたよね」
「飲んでないよ」
「先輩以外誰が飲むんすか」
「丸井君とか?」
「おい、何勝手に人の名前出してんだ」
「あ、いたの?」
「ここB組。俺の教室」
「ブン太だけの教室じゃないでしょ」
「そういう意味じゃねーよ」
「あっそ」
「仁王こいつ追い出して」
「了解なりー」
「ちょっ、あたしもここだから!B組の一員だから!」
「安心しろ。お前がB組の一員なんて誰も認めてない」
「最低このブタ!」
「名前もブタだろい!」
「ブン太よりはマシですー」
「…俺そんな話聞きたくないんすけど」
「あれ、赤也まだいたの?」
「…………」
「こら名前、そない意地悪なこと言わんとワカメちゃんの話も聞いてあげんしゃい」
「仁王先輩けんか売ってるんですか」
「もう、仕方ないなあ。ワカメちゃんは何のお話がしたいのかな?名前お姉さんに言ってみなさい」
「名前うっざい」
「黙りなさいブタ」
「…あの、さっきも言いましたけど、先輩俺のジュース飲みましたよね」
「飲んでないよー」
「名前先輩以外誰が飲むんですか!」
「いるじゃないの、ここに」
「だからなんで俺」
「だって大食いブーちゃんでしょ」
「のばすんじゃねぇよ、まじないわ」
「先輩、話ループしてますけど」
「てかよ、赤也もジュースぐらいでごちゃごちゃ言うなって」
「自分のだったら怒るくせに…」
「当たり前だろい?俺は俺、他人は他人」
「ほんと先輩うざいっすね」
「てゆーかあたしが飲んだ証拠でもあるわけ?」
「名前先輩が俺の教室に来たって友達に聞いたんすよ」
「何月何日何曜日地球が何回回ったときー」
「それ懐かしいのう」
「小学生のときよく使ったなあ」
「すいませんもういいです」



もちろん犯人は
2009/02/02

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