それは恋情によく似た
知らなかった 俺の内に
こんな想いがあったなんて
長編
00:設定
01:広くて、青くて、危険の溢れた、そんな空に放してください
02:触れた指先に疼く熱
03:俺という奴は
04:くるくる、まわって、きれいで、真っ赤で
05:原価零の愛
06:きみという付加価値
07:上手くいかないから、現世(うつしよ)なんです
08:緩やかにいま堕ちてゆく
09:僕と彼は、保健委員
10:古紙の香りに誘われて
11:きみは変わらない笑顔で
12:貴方に縋って、声を嗄らせて
13:ふわふわあまい
14:紅にさえ、嫉妬を覚ゆ
15:恐怖に襲われても、きっと助けに来ないと誓って
16:泣いているのかと思いました
17:笑って？それが一番の薬だから
18:この腕は優しく掴まれて
19:行動も気持ちも、裏の策略があったとしても
20:傷つくことも、傷つくための繋がりさえないはず、だったのに
21:どうしよう隠しきれない
22:つまりは覚悟を持って感化されるべきだ
23:煌めく世界と
24:夜明けの世界におやすみを
25:でもきみは、逃げない
26:きみと禁忌の密約を
27:だからこそ、僕は言わないよ。言ってあげないよ。君が好きだなんて。
28:反論さえ呑み込んで
29:甘いわだかまりがひとつ
30:手を繋いで歩く事だけが俺たちに出来る唯一の、
31:傷跡に愛を塗り込んだ
32:優しさが滲んで消えない
33:どういう意味で君は泣いたの
34:こうして、また何も出来ずに日は過ぎていくのだ
35:硝煙の向こうにお前を見た
36:一途な黒を溶かしてみせて
37:明日に足りない君の命へ
38:あの時、伝えていたら
39:離れるまで気付かなかった、その大切さとか。思い入れとか。こんなにも、自分が馬鹿みたいに執着していたこととか。
40:例えば僕の存在が
41:慈悲深きその手は血塗られて
42:嘘は笑顔で塗りつぶして
43:弔うのは、どっち
44:絶望を奇跡にかえて
最終話:それからは、
☆あとがき☆
分岐■善法寺の手を取る■ただ僕はひどく欲張りで
分岐■鉢屋の手を取る■君と繋がる糸が欲しい
☆コラボ企画☆
暁人君と:そんな言い方狡いです、歳の差は埋められないのに
暁人君と：たまにはこっちで寝転がってみた