1.こんな想い知らなかった
新学期。
私は青道高校の二年生になりました。
とりあえず、何もしなくても二年生にしてくれた先生に感謝。
で、肝心のクラスは…
クラスが掲示してある紙で自分の名前と友達の名前を探す。
しかし、いくら探しても同じクラスに友達の名前はない。
「あちゃー、翼違うクラスじゃん!あはは〜
ドンマーイ!じゃーねー」
…アッサリ私は見捨てられたらしい。
なんだか寂しい…
もともと友達は多い方ではないけれど。
仕方なく、一人で教室に入る。
席は…
あった。
あっ。
窓際1番端!
ラッキー!
下がったテンションも少し上がってきた。
なんて呑気に考えていた時、
ガタッ
どうやら隣の人が来たらしい。
一応あいさつしておこうと隣を見ると、
あっ___
目が、あった___
「俺御幸一也ね。よろしく。」
「佐藤翼です…よろしくお願いします。」
ヤバイ…
「ん、翼ちゃんね。了解。」
彼は、微笑んだ。
っ___!
どうしてだろう…
心臓がうるさい…
ドキドキする…
こんな想い知らなかった(1/5)
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