入学式の日

今日は入学式。

朝練を早めに切り上げ、クラスが掲示してあるところへ御幸と向かう。



「あれ、翼じゃね?」

御幸の視線の先には人だかりの後ろでぴょんぴょんジャンプしている女子。

「ひゃはっ!あの身長じゃ見えねぇだろ。」


歩いて後ろから近づく。


「翼ちゃん。
何してんの?」

「チビだから見えねぇんだろ」

「うわぁ!御幸と倉持!
私はチビじゃない!
御幸ー!腕重い!」


御幸は翼の頭に腕をのせている。
そりゃ重いだろ。
翼は腕をどかそうともがいている。


「おっ!俺らまた同じクラス♪」


「げっ」
「えっ」


抵抗するのも忘れかたまる翼。


「また一年間よろしくな」




「いやだー!」
「なんでまたてめぇと同じクラスなんだよ?!」

「はっはっはっ!そう喜ぶなって。」

「「喜んでない(ねぇ)!!」」




なにはともあれ、新学期!



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