その目はただ真っ直ぐに


コツン



頭に軽い衝撃を感じて机に突っ伏していた顔をあげた。


「おはよ」

「...はよ」


目線の先には前の席の住人、御幸一也。


席が前後でよく話す人。


それだけだ。


そうやって自分の想いを隠して早一年。



私と御幸の関係は友達以上恋人未満っていうのが1番しっくりくるかもしれない。


友達ってポジションなのに時々すごくドキドキしてしまう。



ふとした時に握られる腕とか。


触れられる背中とか。


自分だけに振ってくれる手とか。



あいつは私をドキドキさせる天才らしい。



でも、私たちはあくまでも''友達''だから。














「お前らってさ付き合ってねぇの?」



昼休み。


唐突に質問してきたのは倉持だった。



「なんで?」



私はイチゴミルクのパックから口を離した。



「だって、あいつが女子と自分から話すなんてお前だけだぜ?」


「ふーん...」



確かにそうかもしれない。


女子に囲まれて話してるのはよくあるけど、自分から話してるのは見たことないかも。



少しだけ、嬉しくなる。


でもね、倉持。


私にはさ、どうしても敵わない相手がいるんだよ。








放課後。


そそくさと片付けをするあいつ。



「部活?」


「そう」




野球をしてる御幸は最高にかっこいい。


いや、顔がとかではなく。


なんだか、キラキラしてる。








「がんばってね。」


「おう」






やっぱりあなたの目に私はうつらない。











その目はただ...


まっすぐボールを見つめていた。








*・゜゚・*:.。..。.:*・'*:.。. .。.:*・゜゚・*



リクエストの御幸で切甘です!



えっと…ごめんなさい汗汗



遅くなったうえに自分でも書いてて全然意味わかんない文になってしまいました汗汗


ほんとごめんなさいぃぃぃいい!!!!











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