オープニング | ナノ




・会話文





「天使の青年質問がありまーす。」
「だからユーリでいいって。」
「まぁ取り敢えず青年で。そんで青年、青年は俺を幸せにする為に来た天使さんなのよね?」
「ああ。信じてねぇだろ?」
「んー、でも翼見ちゃったしねぇ。はあぁ、もふもふ…。」
「そんなに気に入ったか?これ」
「だってすっげぇやらかい…これで羽毛布団作ったら最高だろうなぁ。」
「おっと、それは勘弁。」
「あれ、何でしまっちゃうのさ。ていうか出し入れ自由なのね、便利だわー。」
「翼があったら地上では流石に目立つからな。他は人間とほとんど変わらない訳だし。」
「見た所そうみたいねぇ。超絶イケメンってことぐらいしか変わったとこ無いし。」
「で、何か聞きたいんじゃないのかよ。」
「あ、そうそう。もっかい聞くけど、青年は俺を幸せにする為に来た天使さんなのよね?」
「ああ。」
「でも俺、正直来てくれるならナイスバディで美人な女の子の天使さんが良かったんだけど。」
「よし帰るわ」
「いやいやいやいや早いって!!」
「つまりおっさんは俺だと不満なんだろ?」
「いやいやそういう訳じゃないんだけど、どうせ同居するならかわゆい女の子がいいじゃない?」
「で?」
「青年天使なんだから女の子になれたりしないかなーって。」
「無理。」
「即答なの!?」
「出来なくはないけど、やりたくはない。今まで男として生きてきたんだ、当然だろ。」
「え〜残念……正直青年の顔はすげぇ好みなのに…」
「まぁ男でも問題無いだろ。俺はそういうの気にしないし。」
「いやそっちが気にしなくてもこっちが気にするからね!?やっぱチェンジ!神様この子チェンジ!」
「残念でしたー、一度決めたパートナーはもう変更出来ませんー。」
「えええええ!じゃあやっぱ青年女の子になってよ!お願い!」
「やだ。」
「こんにゃろ!あ、じゃあそれが俺の幸せってことならどうよ?」
「ダーメ。あんたの幸せってのは俺が見極めるもんだ。」
「ううぅ〜…。」
「まぁそういった交流をお望みならやってやらなくもないけど?」
「まじで!?」
「あ、ちなみにおっさんが下な。俺好きな様にされるの趣味じゃねぇから。」
「やっぱこんなオチかよちくしょおおぉぉ!!!」



オープニング

100617





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