「バーナビー……」 彼はすっかり酔っ払っているようだった。それはただ単に、頬が紅潮していたり瞳が潤んでいたり、はたまた酒の匂いがするといった表面的な理由にもよるが、何より普段彼は僕の名前をちゃんと呼ばない。 それにこうやって自分から抱き付いてきたり、のしかかってきたりなど、照れ屋な彼は決してしない、筈なのに。 ええとつまり、僕は今目の前の楽園にいっぱいいっぱいだった。 「んーぅ…」 首元にすりすりと擦り寄ってくるその姿は、まるで人懐っこい犬のようだ。けど虎はネコ科だから、どちらかといえば猫なのだろうか。 そんなどうでもいいことを考えていなければ、とても落ち着いていられなかった。 「お、おじさん…」 「んー…?」 「酔ってます?」 「ぅー…バーナビー、だいすきー…」 「……ッ!!!!」 前言撤回。何をしても落ち着くなんて到底無理だった。 かわいらしい言葉にまだ若い僕の分身は素直に反応して、途端にズボンの前を押し上げ始める。それはちょうど彼の小さな尻に当たるような形になった。 彼が緩慢な仕草で首を傾げる。 「ぁれー……、なんか、かてぇ…」 「!!!!」 なんとなんと、驚くべきことに、彼が両膝を付いて腰を浮かせ、僕の反応している箇所を撫で始めた。 繰り返すが、僕はまだ若い。故に、本当に大好きな人にこんな風にされると、たまらない。 「っ虎徹さん!」 「ふぁ…っばーな、び……ッん…」 「という夢を毎日見て毎日夢精するんですがどうしてくれるんですかおじさん責任とって下さい勿論身体で!」 「病院行こうかバニーちゃん」 パラダイスにて 100616 ――――――― HENTAIバニーちゃん。 彼の脳内はいつでもパラダイス。 |