8月8日は、鉢屋の日!!

「皆の衆!聞いて驚け!!」

「三郎に驚けって言われても素直に驚けないんだよね」

「すみません驚いてください雷蔵様……」

「「「「「(……弱っ!!)」」」」」

「……で、一体何に驚くんだよ?」

「そうだよ。今日は何か特別な日だっけ?」

「よくぞ聞いてくれた!ハチ、名前!」

「いや、別に気になったとかじゃなくて、三郎にさっさと用件言ってもらって皆で甘味屋に行きたいだけなんだけど

「酷くない!?俺への扱い!!」

「「「「「そんな事はない」」」」」

「何その団結力。疎外感感じるんだけど」

「早く本題に入れ三郎。豆腐屋に行く時間がなくなる」

「兵助、豆腐屋じゃなくて甘味屋だからね」

「とりあえず早く本題に入れよ三郎」

「ハイ、スミマセン雷蔵様」(土下座)

「…………雷蔵何だか怖いね」









「気を取り直して、今日は何月何日だ?」

「「「「「……8月8日?」」」」」

「そうだ!今日は8月8日!特別な日だ!」

「「「「「……で?」」」」」

「本当に息ピッタリだなお前ら。羨ましいよ」

「8月8日って、何かあるっけ?」

「8、ハチ、八……そっか分かったよ勘ちゃん!ハチの日だ!」

「あぁ、そっか!」

「えぇ!?マジで!?」

「違ぇよ!八左ヱ門も突っ込めよ!」

「良かったね、はっちゃん」

「八左ヱ門、今日という素晴らしい日に皆で豆腐屋へ行こう」

「「「「却下」」」」」

「まさかの突っ込む不在&スルー!?」

「じゃあ、一体今日は何の日なのさ」

「8月8日……8と8が並んでいる」

「「「「「うん」」」」」

「つまり88……『はちや』!!」

「「「「「…………」」」」」

「つまり今日は鉢屋の日「やっぱりくだらない事だったじゃないかあぁぁぁぁぁぁ!!ぐほぉう!!」(飛び蹴りからの回し蹴り)

「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?雷蔵!?」

「「「「雷蔵様が降臨なさった……!!」」」」

「そもそも何?8月8日で鉢屋の日ってさ。単純にも程があるでしょ。ねぇバカなの?もしかしてバカなの?あぁ、三郎はバカだったね。というかまだはっちゃんの日の方がマシだったよ。大体鉢屋の日っているの?それもわざわざこんな暑い日に言う事なの?時と場合を考えなよ。しかも皆と一緒に甘味屋に行く日に限ってそんなくだらない事を言い出すよね。タイミングとことん悪いよね。そんなんだから……」

「……ごめんなさいごめんなさい生まれてきてすいません雷蔵様」(土下座)

「「「「「…………三郎ドンマイ」」」」」





(私達に構って欲しかったんだね)
(それならそうと素直に言えば良いのに)
(だって、五人だけで外出予定決めたから)
(((……理由が可愛いなぁ……)))






×
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -