マッサージする瑛主


※マッサージする瑛主です



「どう、佐伯くん?」
「……うん、結構うまい。やるな、おまえ」
「やったね!」
「あ、そこ気持ちいいかも」
「えっ、どこ?」
「もう少し右」
「ここ?」
「もうちょっと上……ああ、そこ」
「はいはい」
「……」
「う〜ん、佐伯くんこってるね。バキバキだよ〜」
「まあな」
「苦労してるんだねぇ」
「…………でも好きでやってることだから」
「佐伯くん……」
「…………」
「でも頑張り過ぎちゃダメだよ? マスターさんも心配してるし、わたしも……その、心配、だし……」
「あかり……」
「それに、これ以上佐伯くんの白髪が増えたら大変だしね!」
「……っよし、そろそろ交代するか?」
「えっ、いいの?」
「ああ。実は俺、足つぼマッサージ得意なんだ」
「さ、佐伯くん、何だか、笑顔が恐いよ……?」
「遠慮すんなって、ほら足出せよ」
「え、遠慮します……!」
「コラ、逃げんな!」
「や〜だ〜! あっ!」
「おら、観念しろ」
「ううう、ご無体な……」
「諦めるんだな、ほら、足出せ」
「う〜〜〜〜」(←足を出すデイジー)
「…………」(←我に返った)
「佐伯くん? ……しないの?」
「…………///」
「……?」
「…………ああもう出来るか! チクショォォォォ!!!!」
「(佐伯くん……)」



2011.06.14
どうしたって 甘 く な ら な い ! 
あと佐伯くんはチクショーとか言わないよねっていう。
ちょっと頭の中がピンク色に染まり気味のようです……頭冷やしてくるね。

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