ハグの日の瑛主




「瑛くん、今日は“ハグの日”なんだよ」
「は? “ハグ”? 何、何だって?」
「だから、8月9日、8と9で“ハグの日”」
「なんだそりゃ……」
「ということで、どうぞ」
「どうぞって何が」
「ハグ、しない?」
「…………」
「瑛くん?」
「…………しない」
「えっ? しないの?」
「やらない。こういうのは、ノリでしちゃ駄目だろ」
「でも……わたしは瑛くんとハグしたかったなあ……」
「うっ……」
「残念……」
「あ、あのさ……!」
「わっ」
「…………」
「て、瑛くん……あの……」
「……おまえが、したいって言うから」
「う、うん……」
「その、仕方なく、な?」
「うん……」
「それにこうやって捕まえてないと、おまえ、ふらふらと他のヤツのとこ行っちゃいそうだし」
「そんなことしないよ!」
「どうだか」
「もぉ!」
「怒るなって。冗談に決まってるだろ?」
「だって、瑛くんが酷いこと言うから……」
「悪かったって。……なあ」
「なあに?」
「冗談だけど、ホント、行くなよ? 他の奴のとこ。な?」
「うん、もちろんだよ」



はりり「信じられるか……あいつらアレで付き合ってないって言うんだぜ」
ぱるぴん「ホント、世の中不思議なことだらけやわぁ」




2011.08.09
*すみませなんだ! なんぞこれクオリティで心底すみません。
**ハグでもラブ羽交い絞めでもヌイグルミだっこでも何でも、二人が仲良さそうだと僕は幸せです。幸せなんです。だから酷いネタではあるのですが、これはこれで本望時! でも砂吐いたね! 幾らなんでも甘すぎた!

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