例えば世界が終わりそうになったら、多分俺は大好きなラザニアを食べながら大好きなお嬢と一緒にいると思う。俺はバカだからよくわからないけど、一番幸せで心残りにならない終わり方ってこれだと思うんだ。あとは、母さんの墓参りにもう一度だけ行きたいかな。 珍しくも、自室のベッドに寝転がりながら隣で寝ているお嬢の髪を弄る。今日はいつものようにリストランテにでも行きたかった。でも、なんだかゆっくりと時間を過ごすのもいいかな。と思ってこうしてシエスタをしているのだけど…結局は空腹で目を覚ましてしまう始末。動こうにも腕をお嬢の頭に貸している訳で、身動きの一つも取れない。起こそうと思ったけど、気持ち良さそうに寝てるから起こせないんだよね。愛らしく、無防備なその寝顔はついつい食べたくなりそうになっちゃうくらいの可愛さだった。 「ねぇ。お嬢は、世界の終わりの日は俺の隣にいて笑っててくれる?」 いつになく俺にしては、生真面目すぎるその問いかけにお嬢は小さく寝息を立てたままだった。本当…可愛いなぁ…キスしたくなっちゃうなぁ…してもバレないよね。 半分の理性と闘いながら顔を枕に押し付ける。きっとばれたらお嬢の足蹴りを食らうだろうし、ああでも可愛いなぁぁ…。じっとお嬢の顔をもう一度だけ見つめる。白くてもちもちの頬、長くて細い睫毛、ぷるぷるの唇。お嬢はまるで甘い甘い極上のデザートだ。こんな可愛いお嬢が俺の恋人だって考えると、少しだけ照れる。俺はお嬢が大好きだからお嬢のどんな時でもそばにいたいし、大切にしたい。愛してるから、ずっとずっとフェリチータのそばにいたいから、だから、今はこれだけ。お嬢の頬に少しだけ近寄り、静寂な空間にリップ音が響いた。 例えば世界が終わる日に 「Buona note.フェリチータ。」 -------------- 久しぶりに書いた小説に初パーチェはなんかよくわからないものになりました\(^q^)/ すみません…自分でも後半部分、何がしたいんだ?こいつ…とか思いましたが、ちょっとふざけてますね← パーチェお前も可愛いんだぞっていう小説読みたいんですが、そうなると腐ってしまry パーチェ可愛いよパーチェ。私が書くパーチェは結構迷子で何やってるのかわからない子でしたがorz 次回も何かパーチェ書けたらいいなって。思ったり、思わなかったり。 長々と言い訳と懺悔を失礼しました。お付き合いありがとうございます! 2013.0812 |