夜、少し肌寒い風が頬をくすぐる。
先程リベルタに呼び出され噴水の前で待ち合わせをした。一体こんな時間にどうしたんだろう…?
そう考えていると足音が聞こえ反射的に戦闘体勢に入る。ナイフを構えると暗闇から人が現れ、よく見ればリベルタだった。
「お、お嬢?どうした?ナイフなんか構えて……あ、まさか!怒ってんのか?悪い待たせちまった!ごめんな、お嬢。」
手を合わせて謝罪するリベルタの姿に私もナイフをしまって謝った。
『こちらこそごめんなさい!…暗くてリベルタって事に気づかなかったの。』
もっと周りの事を見なきゃ、強くならなきゃだめだ。そう考えているとポンと頭にリベルタの手が置かれる。
「まぁ、お互い誤解してたって事だろ?あんま気にすんなよ。」
『うん。』
「でもこんな夜遅くに一人で待たせちまってごめんな。」
頭を撫でる心地よさにすっと心の中のもやが消えた気がした。
リベルタといるとなんだか明るい気分になる。私リベルタの笑顔好きだなぁ
『用って何?』
噴水の所に腰掛けて本題に入った。
「え?あぁ…そうだ、な!」
なんだか少し表情が変わった気がした。
なんか顔が赤い?
僅かな沈黙に私は首を傾げる。
もしかして何か言い辛いことなのかな…?もっと私に頼って欲しい。
『リベルタ、悩みならちゃんと話して?力になるから。』
ぎゅっと手を取って見つめる。私だって一応リベルタの恋人。力になれるなら力になりたいし、支えたい。私だってアルカナデュエロに勝ったんだ。
「フェル…。」
ぐっと手に力が込められて私も強く握り返す。リベルタは少し沈黙した後口を開いた。
「あ、あのさ…お嬢。…本当はすぐ渡そうとしたんだ。けど、中々渡せなくって」
そう言ってリベルタは一つの指輪を私にくれた。
『…きれい』
細いシルバーの輪には珊瑚の石が埋められていた。
「それ、手作りなんだ。フェルにやるよ。」
『ありがとう…リベルタ。凄く嬉しい…!』
人差し指に嵌めて見せるとリベルタはそっぽを向いた。
「…もっと、大人になって次渡す時は」
『時は?』
「…………左の薬指に嵌めさせてくれよ。」
そう言うとリベルタは私の額に唇を添えてからにっこりと笑った。
約束された薬指
いつか、その日が来るまで
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長いしよくわからないし、意味不だし
指輪しょぼいですね…想像力と文章力が欲しいと切実に思いました。まったく何のための脳だか…((
すみません、今回もリベルタ行方不明ですね。日本語も相変わらず行方不明です。
ここまで読んでいただきありがとうございました!!これからも頑張って行きますのでどうか温かい目で見守ってください!!
2012.08.18