私は長年、刑事として勤めてきたが一番印象的な事件が三年前の当時、5歳の少年が母親を惨殺した事件だ。5歳の少年が、まさか。と思うだろうが、本当の話だ。少年と、妹は母親に日々虐待を受けていた。痛ましい痕が少年や妹(生後三ヶ月であった)に残されていたのを覚えている。きっかけは母親が妹を虐待していたところ、妹は亡くなってしまった。少年は怒り狂って園芸用の鋏で母親の体を刺し続けた一番始めに局部を刺されたせいか母親は激痛に抵抗出来ずにそのまま亡きものとなった。そのあとが衝撃的で、少年は母親を小さく切り分けると家の洋服箪笥に全て収納した。後に悲鳴を聞いて駆けつけた近所の住人が血のあふれでた箪笥のことについて尋ねると、

「あそこにはお肉が入っているよ。」

母親の居場所を尋ねると、

「お母さんは天国の向こう側に行ったよ。」

果たして天国の向こう側とは如何なる所なのだろうか?私には天国の反対側しか想像がつかない。