Chasm(Another/IF)|オーロラを呼んでいる|会話のみ

「やっぱ必殺技は必要だ」
「……いきなりなんですか、銀さん」
「ほら、アニメ再開って言っても、所詮は見切り発車。原作ストックが尽きたらそこで終わりだろ?
他の番組を見てみろよ。お子様向けのアニメや特撮は3クールで刷新。
それもこれも、おもちゃやグッズを売るためだ。
主人公達のスーツに企業のロゴまでつける時代だぜ?ボイスやガチャ、カードぐらいじゃ限界があるんだよ」
「ちょ、危ない話はやめて下さい!」
「大丈夫だって。制作会社同じだから。バニーちゃんの胸のあたりとか、見たことある名前入ってるし」
「いやいやいや、むしろ危険度上昇してますから」
「けど銀ちゃん。必殺技なんて覚えなくても、最近は"日常系"ってのが流行ってるらしいネ。
だから、ユルイ感じで続けて可愛い子(私)だしとけば、オタクが釣られてやってくるアル」
「確かに、お前の声で病気をこじらせる奴はたくさんいる。
しかし甘いな、神楽。アレが受けるのは深夜枠だ。
ゴールデンから左遷されて夕方に。その上更に深夜枠にされたら、それは打ち切りまでのカウントダウンが始まったと同義だ」
「でも、もともとこのアニメ深夜向きネ。BP◯もそう言ってたアル」
「"いつも心に白装束"なんて言いながらアニメ作ってるスタッフだぜ?
深夜枠なんかになったら、売っちゃいけないところに喧嘩ふっかけそうじゃねぇか。
BGM差し替えぐらいならまだいいが、DVDに収録できない話がでてきたら、それこそ本末転倒だ」
「確かに、森の妖精は手ごわかったアル」
「世の中にはもっと怖い奴がいるんだぞ、神楽。なんかこう……虹のかかったお城に住んでそうな相手とか」
「それ以上は、ホントやめて下さい」
「とにかく、修行編とか、やっぱりオリジナルアニメをやるしかねぇんだよ。
そんでもって、なんか中二病っぽい必殺技とか覚えてゲームを出して、
大きいお友達だけじゃなくてちっちゃな子供……の親の財布もキャッチしていかねぇと」
「叶さん、止めてくれませんか」
「そう言われても、夢の産物の僕と別作品出身の佐助には関係ない話だし」
「ちょおおおおお」
「何より佐助は、必殺技持ってるしね」
「この話の流れで振らないでよ」
「そういやお前はスタイリッシュアクションゲーム出身だったな」
「シリーズ化して、アニメにもなって、劇場版までできて、いろんなグッズがバンバン売れて、パないアルな!」
「3でプレイヤーキャラから外れたけどね」
「いいじゃねぇか、宴出るんだから」
「銀さん銀さん。これ"in silver soul"ですから」
「あーあー、ピザとタイアップとかしてみてぇな!」
「具体的だな、オイ!」

ぐだぐだした感じでフェードアウト



作中の話がわからない人は、うまいことググってください。

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