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四畳半さま

作品のご提出、どうもありがとうございます。
審神者の骨箱を抱えて海辺をひとり歩く鶴丸の解釈、とても一致すぎて何度も頷いてしまいました。
好きな表現ばかりでいちいち感嘆してしまうったのですが、「肉親を早くに亡くし、それまで他人同然であった盲いた祖父のもとへ一人きり預けられるのと、遠く異国の地でゆっくりと精神を損なっていく生活の、きみ、どちらが孤独だと思う」という鶴丸の問いかけに胸をギュッと掴まれました。「孤独」というワードの深さを抉るような表現にハッとします。そして「きみにとってここでの暮しは、そのどちらにより近しいものだったのか」と重ねて尋ねるその台詞。審神者の心の穴を察して見守っていたであろう鶴丸の、静かながらも慈しむような視線を感じました。
そして きっと小指だろうと『信じた』、彼女の骨に歯を立てる という最後の表現…、ここです。笑 ここが最高に素敵でした。骨しか残らなかった彼女、もうこの世のどこにもいなくなってしまった、それでも掬い上げたその小さな骨にに色んな感情を引き摺って縋る鶴丸が切なすぎて涙が出そうです。頭の中に映像が浮かぶ、とてもうつくしいストーリーでした。
「書いていて楽しかった」と言っていただけて嬉しかったです。私の方こそ、四畳半さんに好きなタイトルで創作してもらえてありがたかったです。また機会がありましたら、ぜひよろしくお願いいたします。

Mar 02, 2022 23:56
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