||| plus alpha ろくさま 作品のご提出、どうもありがとうございます。 今回のお話の中には、私も共感する「トーキョー」への印象、思いがたくさん散りばめられていて、そのどれしもに深く頷いてしまいました。 列記せずにいられないので書いてしまいますが(笑)、まずは「東京はいいところだ。こんなにたくさん人がいるのに皆私に興味がない」という箇所。トーキョーにはこれだけたくさん人がいるのに、不思議な不在性があるというか、「自分」という個を薄めるような空気感がありますよね。 そしてそれを踏まえての「いつでもひとりになれるこの町が私は大好き」という主人公の吐露。個性が埋もれる街だからこそ感じる独特の気楽さやほっとする感覚、あるよなあ、わかるなあ…と思います。 素敵なセンテンスがたくさんありすぎて困ってしまうくらいなのですが、終盤の「何故なら、ひとりでいるのと変わらないから。人間関係において気を使うことも使われることもない間柄以上に尊いものはない」というところ、個人的にどストライクでした。ろくさんの文章にはそうだよな、わかるな…と深く感銘を受ける部分が多く、心の底にある思いを丁寧に的確に掬い上げられるような感じがします。それがなんとも心地良くて最高です。 素敵なお話をありがとうございました。更新が楽しみと言っていただけて嬉しいです。また機会がありましたら、ぜひ宜しくお願いいたします。 Feb 25, 2022 23:22 browser-back please. |