両者睨み合う。

一方は茶髪のショートカットの少女。背丈は百五十後半といったところだろう。目は少しつっていて、気の強い印象を受ける。得物は二本の刀。一本はまだ腰にさしたままである。

名をカナという。


もう一方の少女は胸の辺りまである黒髪で後ろで一つにまとめてある。背丈はカナより小さい。垂れ目が特徴的だが、おっとりとした印象は受けない。得物は回転式拳銃(リボルバー)と腰にさしてある短刀。

名をリナという。



先に動いたのはカナだった。

間合いを一気に詰め、刀を降り下ろす。

リナはそれを軽く右に体を捻って回避すると、カナの頭に銃口を押し付けるが、カナは後ろへ跳躍。弾丸はカナの髪をかすり焦げ臭い臭いが広がる。

リナはその着地場所を狙い、さらに二度発砲。横に転がりながら避けるが、一発が脇腹をかすり、血が溢れだす。カナは痛みに顔を歪める。

さらにリナは連続で発砲するがカナは刀にあて弾く。

弾は残り一発……。
避けれるだろうか、いややれる。
カナは立ち上がり砂を払う。

その間に一発銃弾が向かってくるがそれは左足を一歩後ろに引き半歩体を逸らすことで回避。

リナは後ろへ跳躍し距離をとるがそれよりもカナの方が早い。

一気に自分の間合いまで詰め斜め下から振り上げる。

リナは短刀を抜き受け止めるが、カナは左手でもう一本の刀を抜きながら横に薙ぎる。


リナは慌てて後ろへ跳躍するが、カナの刀の方が早い。太股を切り裂いた。

リナは痛みに顔を歪めつつ、弾を詰める。その動きは速かった。しかし、たった一瞬、それだけでカナには十分だった。

左手の刀を捨て、前に。リナも連続で撃つがカナは首を傾け回避。一発頬をかするがそれぐらいじゃカナは止まらない。

叫び声をあげながら、斜め下へと刀を降り下ろす。

肉を斬る嫌な感触が刀から両手に伝わるが、さらにそのまま横へ薙いだ。

リナはカナを見たまま、静かに倒れ、二度と起き上がることはなかった。


◇◆afterword◇◆◇◆◇◆
久しぶりに後書きいれます。
これは自分は今、どれくらいの戦闘シーンを書けるかに重点を置いて書きました。なんでストーリー性全くないです。
で、今の私の戦闘シーンはこれが限界です(;´д`)
銃の知識とか全く無いくせに銃vs刀とかするからいけないんだな(._.)
まぁここからどれくらい上達するかをね、分かるじゃないですか(言い訳
だからアップしてみたみたいな(笑)
上手くなるといいですよね(遠い目

ちなみにgroundlessは理由無きという意味です(翻訳サイトでしました)

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