「うっわぁ……呆気な!」


彩夏を一瞥して全く同じ顔の舞花が口を開いた
彼女と対峙するXANXUSとマーモンは最期を遂げた同僚や部下を気にすることもなく立っていた


「へぇ、同僚が散っても気にしないんだぁ?」


「別に興味ないね。残った財産さえ貰えれば十分さ」


「あいつらがどうなろうと関係ねぇ。ただてめぇを──かっ消す!」


「恭様やアラウディ様のように楽しませてくれるのかしらぁ?」


「僕達を嘗めてもらっちゃ困るよ!」


マーモンがおしゃぶりから鎖を外したのを見て舞花は不適に笑ったあと三棍棒を取り出した


「そんなもので勝つつもりか。ドカスが!」


業……!


XANXUSが手から憤怒の炎を出して舞花に向けて放った
そして追い打ちをかけるようにマーモンが幻術を見せる


「ん?何かやったのかなぁ?」


「「!!」」


「あははっ!まさか今ので殺ったとか思ってないでしょーね?」


「チッ……」


「じゃ、そろそろデザートといきますかぁ!あっははは!!」


高笑いしながら舞花は三棍棒を振り回して地面を蹴りあげてマーモンとの距離を詰めてから体を捻り、力強く降り下ろすとマーモンはそのまま崩れ落ちる
しかし舞花はそのまま止まらず宙返りをしてからXANXUSの肩を利用して再び三棍棒を降り下ろす



バキッ!!



「あーあ、5割しか出してないけど終わっちゃったぁ〜
とりあえずご馳走さまでした」


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