――ズルッ

「ひ、きゃあ!」

「うわ!大丈夫か?篠岡」

「う、うん、泉君が支えてくれたから…」

「篠岡、案外ドジだな」

「うっ!だってスケートなんて小学校以来で…」

「俺も小学校以来〜」

「泉君のイジワル!…っひゃ!」

「っと…ホラ、ちゃんとオレに掴まってろよ。転ぶぞ?」

「う…はい…」

「素直でよろしい。んじゃ、ゆっくり歩いてみようぜ。手ひいてやるから」

「うん…あ、あの…手、離さないでね?」

「!!…さ、さぁどうかね。オレの気分次第!」

「ひどい!」

「はは、嘘嘘。ホラ、行くぞ」


手を離さないでと言った篠岡が可愛すぎて一瞬言葉に詰まったのは内緒。



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