──プロローグ






割れたコップに、
倒れた花瓶。

破れたカーテン、
壊れた窓。

飛び散る無残な血と残骸。

ドアの先のその情景は
夏のある午後の風景。

夏の終わりの蝉の声と、
傾く日が射すその場所で

僕の日常は
終わりを告げた。





Prev|Next

Back BookMark


「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -