♯万聖節のその前夜



いやはやすっかり寒くなりましたね、霜月だもの。
夢で山に雪の笠が出るくらいには寒々しいようです。
毛布万歳。次は湯湯婆だわ。つか湯たんぽってああ書くのか。


Twitterで十月半ばくらいからぽつぽつ呟いていたハロウィン小ネタです。
妙に南瓜出現率が高い上にマスコットな南瓜キャラ?カボキングまで登場するなどハロウィンというか南瓜推しです。
結構加筆修正あり。





【すべてはここから始まった】
エフ「ねーカル、もうすぐハロウィンっていうお菓子貰える行事があるんでしょ?楽しみー((o(^∇^)o))」
カーレッド「……エフ、その日はな、極東のとある国、雪深いその北部ではナマハゲというクリーチャーが菓子を貪り怠ける悪い子供を片っ端から食らうらしいぞ。お前も気を付けろよ」
エフ「(゜ロ゜;」

異文化を抱き込んで湾曲するカボチャ祭の解釈


【ハロウィンって何】
青女「異国では神無月の晦に南瓜に紛れた悪童を成敗する儀式があると聞きました。具体的にどんなことをするのでしょうか」
開高「え、何やそれ日時的にハロウィンかなーって感じやけどオレの知っとるハロウィンとちゃう」
園衞「聞くところによれば儀式というか祭ですよ。具体的な内容は知りませんが、人狩り行こうぜ!って掛け声で始まるみたいですよ」
開高「ワイルドやなぁ…」

瑞穂で迷走カボチャ祭


【え、ハロウィンって何よ】
瞬弥「なぁ十月末までに身代わりの南瓜のランタン作らねーと死ぬって超胡散臭い与太話聞いたけど知ってるか?」
麗「何それ都市伝説?黒魔術?」
瞬弥「いんや噂じゃ異国の祭の装飾っぽい。雛祭りのぼんぼり的な」
麗「季節的にハロウィンしか思い浮かばないけど、そんなヤバい呪いのオーナメントなんてないわよ」

カボチャだけは何故か伝わる湾曲迷走カボチャ祭


【いや、ハロウィンっ(ry】
瞬弥「南瓜が依り代とか身代わりとかホント何召喚すんの?すっごい勢いで市場で南瓜クリアランス始まってるけど何なの?カボチャの進撃怖ぇよ」
木津宮「オレはそれ御神体だって言われたぞ。何の宗教だよ南瓜が御神体って。あと丑三つ時教会に南瓜のランタン置いてく肝試しの話も聞いた。墓場で歌う南瓜の宴会みたいな話もあったな」
瞬弥「これ一体何の話?」
木津宮「ハロウィン」
瞬弥「……ハロウィンって何なの?」

聞く度に魔改造の派生イベントが発生するカボチャ祭


【だからハロウィn(ry】
水崎「木津宮さん……正直に言って下さい、南瓜の正体知っているんでしょう?!」
木津宮「いきなりクライマックス過ぎて訳が分からないんだが。あのもうちょっと概要詳しく」
水崎「10月31日までに南瓜僧正の御神体を暴かないと災いが降りかかるとマダムパンプキンの御告げがあったんです!」
木津宮「オレはどこから突っ込めばいいの」

求むブレない宗教観、カボチャ祭



【楽しい()ハロウィン】
ロロット「カリス、聞いてちょうだい」
カリス「えーやだなぁ。その手にあるケチャップ的な何かがついた南瓜がフラグ過ぎる」
ロロット「今年も楽しいハロウィンの季節よ。お菓子をもらって悪戯して万聖節の前夜を楽しみましょう。さあ、カリス復唱して。一度言ってみたかったの『人狩りいこうぜ!』」
カリス「それ何か違う!Trick or treatみたいに言わないで!!」

いたずらする度人が消える
食人姫が言うと洒落にならない


【オレンジのあいつと白い彼奴】
月「リオ、これ被るネ」
璃王「南瓜?よく彫れてるなぁ。これ被るの?」
月「ハロウィンの仮装アル。コレ祭の主役のカボキングネ。ほらスポッといくアル」
璃王「(ハロウィンってそんな祭だっけ……?)カブじゃないの?」
月「カブ?」
璃王「蕪。あの白い大根の親戚みたいな」
月「え、カブ?!カブキングアルカ?!」

ここに来てカボチャを脅かす蕪さん登場


【ハロウィンは会議室で起きてるんじゃない】
椿「史長、その手にあるのは何でしょうか」
頼光「南瓜だな」
椿「今それ被ろうとしてましたよね?」
頼光「うん」
椿「うん、じゃありませんよ会議ですよ。何頭だけ南瓜の妖怪に化けようとしてるんです本体でちゃんと参加して下さい」
頼「(´・ω・`)」

カボキング未遂事件発生


【ツッコミなどいない】
榧「輝一朗、貴方南瓜被って会議に出ようとしたんですって?真琴ぷんすかしてたわよ」
頼光「ぷんすかしてたかぁ。いやな、南瓜を被ると幸せになるって話を聞いてつい出来心で」
榧「被っちゃったの」
頼光「被っちゃったの。いや被る前に止められちゃった(´・ω・`)」
榧「残念ねぇ。あら?幸せになるのってそれカブの方じゃないの?南瓜は呪われるって聞いたわよ」
頼「カブ?カブって被れるのか?」

蕪だけに。


【ツッコミが仕事しない】
木津宮「いつの間にか南瓜がランタンから被り物にジョブチェンジしてるしカブも候補に上がってるしどういうことなの。これなにツッコミ待ちなの?オレには荷が重すぎる……」
紅「木津宮どうかしたか」
木津宮「いや、あの……!!ふ、副長、その手にあるものは何ですか」
紅「南瓜と蕪だが?」
木津宮「ジーザス!!」

カボチャとカブの魔の手が伸びてる


【実はボケすらいなかった】
園衞「紅さん、燎介さんがこの世の終わりみたいに嘆いて忙しそうですけど、放っておいても?」
紅「まあ…大丈夫だろう、多分」
園衞「(放置ぷれい…)その南瓜と蕪はどうしたんですか?」
紅「これか?相沢から貰った。久々にこれで南瓜の煮付けと蕪の味噌汁でもしようと思うんだが、園衞付き合うか?」
園衞「(ああ、青女さん御愁傷様です。この人食材としか見てません)ええ、ご相伴に預かります」
紅「頼さんも誘うかな」
園衞「まあ食べても多分効果あるでしょう」

哀れカボキングとカブキングは夕飯に
紅さんは特にハロウィン関連だと思ってない


【ハロウィン()は突然に】
斐々緒「おかえりなさい真琴さん」
椿「ただいま帰りました。……あのその蕪は何でしょうか」
斐々緒「お夕飯の材料ですよ?」
椿「そうですか……」
斐々緒「あ!南瓜も頂いたんです。お祭りの飾りらしいんですけど被れるみたいで……」
椿「」

思わぬ所でカボキングフラグ発生
嫁は無邪気に攻撃をしかけてくるぞ!


【カボキングハンター】
木津宮「副長そのカボキングどうされたんですかまさか被」
紅「ってない。和泉から回収した物だ。どうもこれを無理矢理被せようとする輩に襲撃されたらしくてな。今奴は報復に出ている」
木津宮「南瓜狩りか!何それ怖い!」

カボチャ、狩りにいこうぜ!


【嵐の前のハロウィンイヴ】
木津宮「ハロウィン前日になって急に静かになったなぁ」
瞬弥「南瓜の怪しい儀式も呪いの被り物もなくなったな」
木津宮「あんだけ無法地帯だったのになぁ……何で?」
瞬弥「和泉無双発動、問答無用恐怖の南瓜狩り巡業」
木津宮「うん、把握したわ」
瞬弥「最初は普通に検挙してたらしいんだけど、なんか本人は元より犬にまで被せた奴がいたらしいぞ」
木津宮「詰んだなそいつ。生きてんのか?」
瞬弥「どうだろなぁ。軒先に吊るされてたりして」
木津宮「ガチ過ぎて笑えない」

犬奉行和泉様の南瓜狩りの真相
御犬様へのご無体は犬好き御奉行が許しません


【犬奉行様無双行脚の元凶】
エフ「カカカカカルどうしようなななまははげ
カーレッド「落ち着け(物理)」
エフ「ふぁぶっ!いだい(泣)……あ!あのね!カルいたの!ナマハゲいた!剣持ってた!お菓子アタシ持ってないのに(´;ω;`)」
カーレッド「悪いことでもしたか」
エフ「してない!犬と一緒にカボチャ被ってただけだもん!」

お前か、エフ


【ハロウィン当日・奇】
渦嶋「ハッピーハロウィン!お菓子をくれなきゃいたずらするぞ!」
椿「……お菓子をどうぞ」
渦嶋「おや、悪戯はさせてくれないんですね。折角のハロウィンなのに」
椿「成人男性の魔女っ子を見せられているだけで十二分に悪戯以上です。それから抱えているカボキングは倉庫にでもしまってきなさい」
渦嶋「はーい。でも勿体ないので他の方々にも攻勢をかけてきます」
椿「止めなさい。お祭り気分で同僚を社会的に抹殺する気ですか」

アラサー魔女っ子と呪いのカボチャ。


【カボキング・(笑)】
紅「頼さん」
頼光「ハロウィンは仮装パーティーだったんだな!」
紅「違う、いや違わないが頼さん、……その、南瓜を被るのだけは違うと思う。……脱いでくれ」
頼光「違うか…(ヾ(´・ω・`)」

被ってた。


【おかしなハロウィン・傳】
ロロット「お菓子を」
カリス「はい(クッキー)」
ロロット「くれなきゃ」
カリス「はい(キャンディ)」
ロロット「悪戯、これじゃできないじゃない、もう」
カリス「させません。はいチョコどうぞ」
ロロット「酷いわカリス」
カリス「お前の空腹具合には人命が懸かってるからな。はいマフィン」

お菓子責めにて悪戯(食事)は阻止
今日の人類の平和は守られた


【模範的カボチャ祭・血】
麗「Trick or treat!」
瞬弥「お菓子くれなきゃ悪戯するぞ!」
木津宮「……これがあるべきハロウィンの姿だよなぁ(遠い目)ほらお兄ちゃんのシュークリームをやろう。たんとお食べ」
麗「わーいありがとうお兄ちゃん(棒読み)……いい大人がお手で待機してるって絵もシュールね」
瞬弥「そこは言っちゃあ御仕舞いよぉ。お兄ちゃんもう一つおくれ」

まともにハロウィンしてるはずなのに何だかいたたまれない


【※本人は至って真面目に取り組んでおります】
麗「あら、和泉さんごきげんよう」
和泉「Trick or treat」
麗「え」
和泉「Trick or treat」
麗「二回言った!!ええ何これ?ええ?!」
和泉「お菓子をくれなきゃ悪戯するぞ?」
麗「えっ」
和泉「え?」

ハロウィンジョーク!
和泉の兄さんはこれがカボチャ祭の礼儀だと信じている!



以上ハロウィンログでした。
昔書いた短編で瑞穂の皆さんにある程度ハロウィンの知識があるような書き方してましたが忘れてください。

正直言うと和泉の兄さんで落としたいが為に疾走した気がしなくもない。



[メ モ 書 キ]
2013/11/01(金) 17:54:29
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