ナンバーズハンターに出会って、何週間がたったであろうか。最初は数日に一回出くわし、今や一日に二、三回は会って追い詰められる。毎回ギリギリのところでデュエルアンカーを避けている。そして会う度に「ナンバーズは回収させていただく」「おまえの魂を狩らせてもらう」などと脅迫され、流石に神経が参ってきた。
彼の様子と言動から、ナンバーズ集めに必死なようであと90枚くらい集めなきゃいけないことがわかった。ちなみに名前はカイトらしい。
何回か話して、カイト君の頭の良さを伺えるがたった一人の私をこんなにも追いかけてくるのはおかしい。すぐに諦めて、他のナンバーズを持ってる人を追いかければいいのに、と思う。

そしてついにその疑問を問える機会がやってきた。学校の帰り道、近道になる公園で出くわした。今日はオービタル7がいないようで時間が止まるなんてヘンテコなことは起こらず、デュエルアンカーも仕掛ける気配がなかったので、十分間合いをとりながら聞いてみた。


「他にもナンバーズ所持者がいるのになんで私ばっかり追いかけてくるの?」


何気なく聞いたつもりだった。しかしカイト君は少し驚いたような顔をした後、頬を染め黙りこんだ。この反応は何かやましいことがあるのだろうか。


「き、貴様の…」

「ん?」

「貴様のアドレスを教えてもらおうか!」

「は…?」










ストーカイト
「私携帯持ってない」
「なんだと?とんだ時代遅れだな!」

(交換日記始めました)




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