※夢主が気持ち悪いほどジャンに甘える話+ちょっとえっちぃ





「ねー」

「…」


雨の日ということで晴耕雨読と題し、ジャンはメンズ雑誌、私は絵本を読んでいたのだけれど途中で飽きた。ソファの上でジャンは脚を組んでいて、ジャンの隣に座っていたはずの私は自分でも気づかない内に、寝っ転がってジャンの脚の上に太股を置いて、足の踵をソファの肘掛け部分にのっけていた。ちょうどジャンと十字の形になっている。ジャンの左側面から私の右側面までぴったり90度、なんて。あはは。面白くない。
閉じた絵本を背もたれのところに立てかけ、話しかけても無反応なジャンの頬をうりうり、と右足(もちろん素足)で抉ってみた。雑誌に目を向けたまま、左手で足を弾かれた。面白くない。というか雑誌ってそんな集中するもんじゃないし。


「ジャーンー」

「黙ってろ」


黙ってろと言われ黙るのもなんだから膝を曲げながら上体を起こして、ジャンの組んでいる脚を蹴って、解かした脚の上に座って雑誌をくぐって抱きついた。首もとからは香水のいい匂いがする。顔を埋めても無反応で抱きしめてもこないし、頭も撫でてくれないから、顔を上げてみると、ジャンは頭を少しだけ反らし両腕を前に伸ばして未だ雑誌を読んでいる。器用なヤツ。


「構ってくれないと開けちゃうよー」


ジャンのワイシャツのボタンを外してみた。既に第三ボタンまで開いてたから鍛え上げられた腹筋が露わになり、思わず指で突っついた。固い。雑誌読んでるときまで力を入れるものなのか。そして無視だ。ここまで総無視とは私もなめられだものだ。ボタンを全部外さず肩から一気に服を下にずらしてみた。相変わらずのいい身体つき。流石のジャンもスマした顔を崩したから、よっしゃ、と思ったけど、雑誌で頭を叩かれた。


「いっったぁ…うぐ」


大口を開けて叫んだ所為なのか、口に手を突っ込まれる。思わず変な風に息を吸ってしまい、気管が苦しくなった。手を抜かれた時には、ケホケホと咳がでて、目尻に涙が滲む。涙目になりながらもジャンを睨むと、何を思ったのか私の唾液で濡れた指を舌で舐め口許を持ち上げた。






鳴きたいなら
「好きなだけ鳴かしてやる」
「やだ、ジャンったら真っ昼間から…!このス ケ ベ」
「……」

(余計な発言で放置プレイ食らいました)



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