銀時←沖
わからない。銀髪でクリックリの髪。ダルそうな目。仕事ねぇ、ほぼニート。どこに惹かれたのかわからない…。
ある晴れた日の日曜日。
見回りをしていると、ある人影を見つけた。
万事屋の旦那だ。
あ、だんご食べてらァ。
みたらしだんご上手そうでさァ。旦那も美味そうでさァ…。ザキと店まで歩いた。
「旦那じゃねぇですか」
「ん、おきらくふん(沖田君)」
みたらしだんごを喉に詰まらせながら、俺の名前を呼んだ。…可愛いな旦那ァ。
「何してんですかぃ?」
「んー…アレ」
と、指が示す先にはチャイナとメガネと犬がいた。
「旦那、お父さんみたいでさァ」
くすっと笑った。
「(可愛いなぁ〜)んー、じゃぁ嫁は沖田君かな〜」
少し頬を赤らめて、ふざけた様に言った。
「え、?」
聞こえていたが、理解するのに時間がかかった。
「はは、冗談だよ(半分な)」
「ふーん。残念…」
小さな声でいう。
「沖田さん!パトロール、パトロール!」
ラブラブな雰囲気にザキが水を差した。
「俺、ここで昼寝してまさー」
「なっ!?駄目ですよ!!」
ちっ、
「いってらっしゃ〜い。…銀さんここで待っててあげるから」
「しゃぁねぇ。ザキ…10分で終わらせんぞォ〜」
「…はい」
惜しい、が待っててくれるのが嬉しくてザキの言いなりになった。
(待っててあげるから)
「ははっ」
ザキと走りながら声に出して笑ってしまった。
「そんなに嬉しいんですか?」
ザキが問いた。それに間髪入れずに答える。
「もちろんでさァ。…旦那ほど可愛いものはねェ!」
沖田が断言する。
「(沖田さんの笑顔…!!)沖田さんのほぅが可愛いですけどね」
「なんかいったかィ?」
「いえ?」
それから江戸中を走った。
10分じゃなく5分で終わり、旦那のところに戻った。旦那は驚いて目を見開いていた。それからすぐ「速いね沖田君」と笑った。
いつかものにしてやんぜ旦那!
+反省文+
沖田の片想いと思わせ両想い。そして山崎も沖田ねらい←
ここまで読んでいただきありがとうございました!
09.06/13