電話で愛を囁きます



銀時×

Ver.銀時

沖田クンが長期出張に行ってから、一週間。やっと会えるかと思いきやおれのほうが仕事どっさり。
相手を想像してヌけるほどガキじゃねぇし、あいつを思うとすぐ会いたくなるから。

(沖田クンに触りてぇなぁ)

重症だよおれ。今日んの仕事が終わり万事屋に帰る。今日は新八たちがいなくて、よく眠れる。
家につきねむろうとすると…眠れない。仕事で疲れていつもならすぐねむれるのにな。
そう思い枕もとにある携帯に目がいった。

(たまには、電話するのも悪くねぇよな)

布団にもぐりながらアドレス帳の「おきたくん」に発信する。

プルルルルッ、プッ。

ちょっとの間音が鳴る。

「も、もしもし?」

可愛らしい声が聞こえた。
ちょっと緊張しているのか、その声が可愛すぎたのか、テンパッた。

「もしもし、総一郎クン?」

あ、ちげぇ。総悟だよ。
みすったー。

「総悟でさァ」

笑みを含んだその言葉だけで、あー銀さんシアワセだ。

「久しぶり、元気にやてるかー?」

嬉しすぎて自分でも声が明るくなるのがわかった。初めての電話の会話に少しドキドキしたとか…中学生かっ。

「もちろんでさぁ、旦那こそちゃんと寝てるんですかィ?」

心配なのは睡眠のほうか!

「んーちょっと寝れないんだよね。最近溜まってて」

つい本音がでてしまった。まー、沖田くんならわかってくれるだろう。
あえてだまっていると「ヌいてあげましょうかィ?」と、驚きの返答がかえってきた。
一瞬驚いたが、こんなチャンスはめったにない。

「え、まぢで?じゃぁヌいてもらおーかな」

逃すわけにはいかないでしょ。恋人の可愛い一言についニヤけてしまう。

「どーやってですかいィ?」

そりゃもちろん。

「電話で」

でしょ?
少しの沈黙が続くと、悪びれる様子もなく、

「沖田クンの可愛い声聞かせて」

説明よりこっちのほうが早いだろう。
電話の向こうで「んっ…」と甘い声がもれた。おれの息子は元気になる。正直者だなコノヤロー。

「そーそー。そーゆう声いっぱい聞かせて?」

そうささやくと一瞬間があき、「うん」返事された。

電話ってのもちゃっと新鮮だな。



+反省文+
うへへ←
頑張ったほう!
できたらそのうち、エロいれたい←

09.05/27