小説 | ナノ



▼セックスフレンド

「なまえって胸だけで男殺せるよな」
「なにそれ・・ちょ、だからって朝から触らないでよ!」
「まだしたりないもーん」
「ばか!昨日あんなにして・・ひゃん!」

黒羽がちゅ、と首に吸い付き思わず声をあげた。すぐ滑った感触がして、首筋を舐めあげていく行為にゾクゾクと身体が反応する。う、わ。だめだ。このまま流されてしまうパターン、だ。それだけは絶対駄目。

「や、くろ、ば」

やめて、と黒羽にお願いしても彼は止める気はない。それどころか折角着たシャツのボタンを外しはじめ、露わになったふくよかな膨らみを揉みはじめた。こうなった黒羽はもう止められない。満足いくまでし続けるのだろう。黒羽はいわゆる胸フェチ、というヤツだった。会社の後輩で、たまたまセックスしている場面に出くわしてしまい黒羽に気に入られたのがキッカケ。ただ、彼はその時に一緒にいたセフレの彼女に捨てられ新しい女がいなくなってしまって、たまたま標的が私になった。ただそれだけでなんとついてないんだろうと思った。また、その彼女も胸は大きくて、私よりは小さかったとのことらしいが、ほんと胸しか見てない男はクズだな、と思う。考えている間にも黒羽はどんどん行為を進めていく。フロントホックを器用にはずし、乳首にしゃぶりつき、強めに吸い上げ 舌で舐める。相変わらず舌の使い方が上手くて簡単に思考は拒否から受け入れる方に変わってしまう。

「んぅ・・や、だあ・・、強く吸いすぎだって、ばあ・・」
「なんだよ、弱めにしたら強くがいいって言ってたクセに」
「ひっ・・!」

ぬる、とショーツの隙間からいれられ撫でられたそこはすでに潤っており、黒羽の指をすんなりと受け入れた。

「うわ・・ぬるぬる」
「ふっ、うぅ・・!」

黒羽はわたしがどこが悦ぶわのかは当たり前のように熟知している。ぷっくり膨れた芽の皮を広げて擦り、指を奥へと呑み込ませる。それだけで簡単に意識が飛びそうになって、黒羽の頭をどかそうとした。、がびくともしない。

「あ、ああ、や、だ、黒羽やだっ・・」

持ち上げられた足がガクガクと震えて、絶頂がすぐ迫ってきている。


「なまえはこことここを同時に攻めるのが好きなんだよな」
「っ、うああ、あ、・・・!」

ジュルジュルと溢れ出た液体を美味しそうにすする音に恥ずかしくなったけど、今はそんなこと考えてる余裕なんか、ない。だめ、なんかきちゃう

「黒羽・・くろ、ばあ・・!」

瞬間、なにかが弾け飛ぶかのようにわたしの身体は大きく痙攣し、果てた。息を必死に整えるわたしを横目に黒羽は自分の硬く反り上がった自身のものを少し扱き、コンドームを被せ始めた。これはもう最後までしないと黒羽は満足しないのだとまだぼー、とする頭で考えた。

会社の遅刻は決定。欠勤にはならないといいなあとどこか余裕のあるような考え事もこのあとすぐに意識を手放すほどにめちゃくちゃにされることになる。

title aoiro



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